重野安正の発言 (本会議)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○重野安正君 私は、社会民主党・市民連合を代表して、麻生内閣不信任決議案に賛成の討論を行います。(拍手)
 麻生内閣は、昨年九月、安倍首相、福田首相と続く前代未聞の政権放り出しを受けて発足しました。皮肉なことに、麻生内閣の支持率は、昨年秋がピークであり、昨日のNHKの世論調査では、「支持する」が二一%に対し、「支持しない」が七〇%に達しました。今になって解散を選択した麻生総理は、チャンスの女神には前髪しかないことをかみしめていることでありましょう。世論調査、そして最近の地方選挙の結果からも、麻生自公内閣に国民は既に不信任を突きつけています。国民の代表者たる我々が麻生内閣を信任できるわけはありません。
 信任できない第一の理由は、リーダーシップのなさであります。
 定額給付金の取り扱いや郵政民営化の評価、厚生労働省分割問題についても、ぶれにぶれまくりました。起死回生策として、閣僚、党役員人事に手をつけようと画策したようでありますが、猛反発を受け、最後は、大山鳴動、林二人という状況でありました。国民の信頼と支持を失った政権には、到底、迅速かつ果断な政策を実行することはできません。リーダーシップのかけらもない麻生総理に、これ以上日本のかじ取りを任せることはできません。
 第二の理由は、経済対策についてであります。
 総理も百年に一度と認める金融経済危機の中で、大企業や金持ちがもうかればそのおこぼれが国民に回るという構造改革路線を転換し、国民生活の安心、安定のために全力を尽くすべきでありました。しかし、麻生総理が打ち出した政策は、政権延命のための無原則なばらまきや、大企業、大金持ち優遇策、特定業界の支援策が中心であり、そのツケを消費税大増税の形で勤労国民や社会的弱者に負わせようとしています。
 第三の理由は、郵政民営化の負の問題への対応です。
 かんぽの宿などの国民共有の資産売却に当たって、不透明な取引や手続が表面化し、郵政民営化が国民、利用者不在の改革利権の分捕り合いだったことが明らかになりました。しかし、麻生総理は、西川社長を続投させ、続投に否定的だった鳩山大臣を更迭しました。疑惑隠しに手をかしたと断ぜざるを得ません。
 第四の理由は、外交・安全保障問題です。
 インド洋における自衛隊給油活動の継続、ソマリア海賊対処を名目にした自衛隊派遣、グアム移転協定の推進、普天間基地の県内移設や辺野古への新基地建設など、アメリカに追随した憲法違反の所業は認められません。
 第五の理由は、政治と金の問題です。
 麻生政権は、発足当初から、談合で排除勧告を受けた問題企業などから献金を受けていた閣僚や党幹部が続出し、西松建設疑惑では二階大臣が告発され、与謝野大臣らへの先物会社による迂回献金疑惑も浮上しています。
 以前、「純ちゃんと叫んだ私が恥ずかしい」という川柳がありましたが、今日、「振り仮名がなくても読めよこの空気」という川柳が共感を呼んでいると聞いております。総理、来週まで待たずに直ちに衆議院を解散し、総選挙を行い、国民の信を問うべきであります。
 与党の皆さん、野党の出した不信任決議案には反対だが、麻生総理では選挙が戦えないから麻生おろしにひた走る、見苦しい限りではありませんか。有権者に対する裏切りであります。本決議案は、政治を変えたい、政権をかえたいという多くの国民の願いであり、その賛否に政治家としての矜持と良識が問われると確信しています。
 最後に、社民党は、国民とともに麻生政権に終止符を打ち、来る総選挙で平和と働く者のための新しい政治への転換を実現する決意であることを申し上げ、賛成討論といたします。(拍手)

発言情報

speech_id: 117105254X04620090714_018

発言者: 重野安正

speaker_id: 24379

日付: 2009-07-14

院: 衆議院

会議名: 本会議