2009-01-26
両院
小川勝也
平成二十年度一般会計補正予算(第2号)外一件両院協議会
小川勝也の発言 (平成二十年度一般会計補正予算(第2号)外一件両院協議会)
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○小川勝也君 参議院で民主党・新緑風会・国民新・日本に所属しております小川勝也でございます。
二〇〇七年の参議院議員選挙以降、議院運営委員会の理事を務めさせていただいておりまして、西岡武夫委員長の下、第一会派出身の理事として仕事をさせていただいてまいりました。
それまでの国会では、特に小泉政権、安倍政権と強行採決に次ぐ強行採決、これがなくなったのは非常によかったんでありますけれども、その後いろいろな審議にあるいは結果を出す中でいろいろな思いにぶち当たりました。例えば、記憶の陰にもう薄くなっておられるかもしれませんでしたけれども、参議院で否決の意思表示を出した数次にわたる同意人事、あるいはインド洋における給油活動の是非、様々な衆参異なる結論という中で、時には両院協議会にも出席をさせていただいたわけであります。
儀礼的な両院協議会に出席をした感想は、簗瀬国対委員長とほぼ同様であります。国民の命を受けて国会に立って、衆議院、参議院、それぞれ議院の大きな役割としてそれぞれの思いをそれぞれの院で結論付ける、本当にこれだけでいいのだろうかという思いをずっと持っておりました。例えば、インド洋における給油を続けるかどうか、こういう問題はマルかバツしかないわけでありますので、両院協議会で結論を出すというのは大変難しい案件だろうなというふうにも思っています。
今回、第二次補正予算案に関する参議院の結論は、定額給付金の部分だけは反対とし、そのほかは、いろいろと議論はありましたけれども、予算編成をされた御苦労もかんがみて賛成という結論になりました。この定額給付金の二兆円プラスアルファの部分、これを両院協議会で本当に腹を割って議論させていただいて、何とか成案に向けて御努力をいただけないだろうか、これは両院の正副議長に私からお願いをしたい点でございます。
民主主義は元々時間とコストが掛かるというふうに言われています。衆議院で自公政権が力を発揮する、我々も参議院の方で力を使ったこともございますけれども、本当に国民が求めているのはそういう政治ではなく、英知を振り絞って衆参与野党が何か結論を導き出す、これが国民の期待にほかならないというふうに心から思うわけでございます。
第二次補正予算案が、本当に我が国の国会が国民に対してどれだけの責任を果たせるのか、これがメルクマールになると思いますので、成案が得られるかどうか分かりませんけれども、参議院側もそして衆議院側も、結論を得るんだというその思いでこの場を議論の場にしていただければというふうに思っています。残念ながら、今日は少し時間が掛かってこの時間まで過ごしておりますけれども、私は、個人的な感想でありますけれども、集まってしゃんしゃんでペーパーを読み上げるだけの両院協議会よりも大変実のある両院協議会になるのではないかというふうに期待を持ってこの席に座らせていただいているところでございます。
定額給付金につきましては、諸委員からもお話がありましたけれども、例えばお金をもらえるということが嫌いな国民がどれだけいるでしょうか。私も同僚議員と話をしている中で、我々も一万二千円でも二万円でも欲しい、これは偽らざる感想だろうというふうに思います。しかし、そんな中で、国民の七割や八割と言われる人たちが、自分がお金がもらいたいにもかかわらず、制度として、政策として賛意を示せない、やはり大きな問題が残るだろうというふうに思っています。
地元では、幾人かの首長さんとの懇談の機会がございました。実は、その首長さん方からは、三位一体の改革以降、地方がどのぐらい疲弊をしているのか、特に北海道は、第一次産業地帯でありますけれども、人口減それから不景気、大変な厳しい自治体運営をされておられる首長さんでございますので、もしあの私の自治体で配るお金を市役所、役場でお預かりできるならば、もっともっと雇用を創出したり、出産や育児、子供たちのために使えるのにと、こういう話を切実に伺ったわけでございます。
実は、衆議院の方からのこの冒頭の文章に最善の施策であるというふうに書かれておりますけれども、私は、この最善の施策、「最良、最善の予算であると確信するものであります。」と、こう書かざるを得ないのはよく分かるわけでありますけれども、本当は、心の中ではこれ以上にもっといい案ができるのではないかというふうに考える衆議院議員も多数おることも承知をしております。
この両院協議会で忌憚のない意見交換の中で、二兆円なのか、あるいはそれよりも少ないのか多いのかは別として、地域の振興、あるいは医療、介護、特に出産の問題が大きくクローズアップをされているわけでございますので、もういったん、この協議会の中で結論が得られなかったら、例えば党と協議をするために休憩をするとかいろいろな手法もあろうかと思いますので、成案を得るという方向性で努力をしていただきたいというふうに思っているところであります。
国会というところは国権の最高機関であります。手続上いろいろなことが書かれているわけでありますけれども、憲法の中にある両院協議会の規定は、手続をして物別れということではなくて、やはり国民の代表としての国会の意思を出すために本当の英知を振り絞れ、これが憲法の期待だろうというふうに思っているところであります。
そして、峰崎さんからも御提起がございました。埋蔵金という言い方がいいか悪いかは別として、大変使いにくいお金であるはずでございます。この国の形が問われている中で、雇用のセーフティーネットが壊れている、そして格差が固定化され拡大されていく中で、セーフティーネットをどうする、社会保障をどうする、子供を育てるためにどういう努力をこの国としてできるのかと。様々な国の形を変えるために使うのであれば理解ができるわけでありますけれども、この定額給付金のためにこのお金を使うことには国民の理解が得られないだろうというふうにも思います。
そしてまた、様々な規定があるわけでありますけれども、ここは、国会というのは法律や施策を決めるところであります。選挙が近いからという、そういううわさもありましたけれども、国民に広く平等にということが本当に平等なのか。憲政の常道ということから考えましても、ばらまきと言われても仕方がないこの定額給付金を、何とかこの国会、両院協議会の英知でいい施策に変えていければというふうに思っているところでございます。
様々申し上げたいことがございますけれども、一回目の発言はこの程度にさせていただきたいと思います。