2009-01-27
両院
近藤正道
平成二十年度一般会計補正予算(第2号)外一件両院協議会
近藤正道の発言 (平成二十年度一般会計補正予算(第2号)外一件両院協議会)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○近藤正道君 近藤正道です。
実は昨日、私は両院協議会の規則、余り勉強していなくて、一回発言をしたら二度以上発言するのは控えた方がいいのかなと、こういうふうに思って実はおったんですが、その後、参議院の規則などをちょっと勉強しましたら、両院協議会規則、協議会では何度も発言してもいいんだと、こういうことが書いてありまして、自らの不勉強を恥じておるわけでございます。そういう意味では、昨日、非常に活発な御議論がございましたので、私も参加すればよかったと今後悔をしているところでございます。
今ほど小島先生の方から、大先輩、初めて両院協議会に出席をされたと、こういうお話がございました。実は私は一年生でございますけれども、大変ラッキーな立場でありまして、昨年から、一昨年でしょうかね、何度かこの両院協議会に出席する機会がございました。おととしの参議院の選挙以降、私は憲法の教科書でしか両院協議会のことはほとんど知らなかったんですが、もうとにかく立て続けに両院協議会が開かれると。実は私は、数えてみましたら今回で五回両院協議会に出席をさせていただいて、大変ラッキーな男だというふうに思っておるんです。
そういう今回で五回の私の経験を踏まえて申し上げますと、過去四回の両院協議会と今回の両院協議会は全く様変わっちゃったと、こういう実感でございます。非常に象徴的に言えば、今まで、まあ言葉は悪い、私も参加しておりながらこんな言い方をするのは大変自虐的なのかも分かりませんけれども、私が参加した過去四回の両院協議会は相当にやっぱりセレモニー的だったなという思いがするわけでございますが、昨日来の、つまり五回目の協議会、これはまさに本当にダイナミックに、それまでチェックという、抑制するという、両院が二つあって抑制すると、しかし場合によっては一つにそれがなってとにかく成果を得るという、両院協議会はそういう目的のためにつくられているわけでありますが、まさにその目的に向かって、本当に衆議院と参議院、二つの異なったハウスが真剣にやっぱり議論をしたと。まさに両院協議会に今回は命が吹き込まれたと、私はそういうふうな思いがしておりまして、本当に感動を覚えているわけでございます。
前段の、議長さんを選ぶ前に、両院協議会はいかにあるべきか、やっぱり透明性の原則を貫くべきではないか、議事録を作るべきではないかと、この議論も、今まで私はほとんど余り考えてみもしなかった問題を、やっぱり国会はすべて議論は公開すべきだというその理念に立ってこの議論を始めて、先例とはしないというただし書は付きましたけれども、大きく情報の公開にかじを切ったという点でもすばらしい。
そして、何よりも、従来は両院協議会がスタートいたしますと、衆議院、参議院、それぞれのところで審議の経過を説明をして、それぞれ参加した会派の代表的な方々が意見を述べて、そして問題の二つの意見をいかにすり合わせるかというところになるとほとんど発言がなかった。それを称して私はセレモニー的と申し上げるわけでございますが、今回はその一番肝心なところになりましたら俄然その論議が活発になったと、ここでございます。
とりわけ参議院の方は、両院協議会のシステムをよく調べれば、例えば先ほど来、総理大臣の出席を求めることができる、閣僚の出席を求めることができる、あるいは議長等に対してもいろんな要請をすることができる。これは何を意味しているかといえば、つまり両院協議会は、成果を得るために、二つの異なった意見を何らかの形で一つのものにするために様々な仕組みを施しているわけですよね。ところが、従来その仕組みが全く活用されなかった。そういうツールがやっぱりあるんだよと、このことをもっと活用しながら何とか成果を得るために努力しようじゃないか。私は、参議院の諸先輩の皆さんは、成果を得るために、要するに二つの異なった意見を一つにするために様々な提案を私はされていたんではないかというふうに思っています。これは多少我田引水的なところはありますけれども、そういう努力を本当に真剣に、具体的にケースを挙げながら、こういうことも考えられるんではないか、ああいうことも考えられるんではないか、こういう提案をされた。
その一方で、それに引き換え、言葉は悪いわけでございますけれども、衆議院の方はそれに対して相当程度やっぱり腰の引けた対応をされているんではないかと、私はそういう印象を受けてしようがない。何とかやっぱり、憲法がなぜ両院協議会を設けているのか、その原点と、国会法で衆議院の、両院協議会で様々な意見を一つにする仕掛けがあるということにやっぱり思いを致していただいて、更に論議を深めていく必要が我々にはあるんではないか、こういうふうに思うんです。
それはやっぱり何といっても、今回、定額給付金という問題が出て、今ほど小島先生の方からいろいろ話がありましたけれども、それは一つの側面もあるけれども、もう一方で様々な問題点が指摘されておりますし、政府の関連の機関の中でもいろんな批判も出ているし、国民はこの定額給付金の問題については極めて厳しいまなざしを寄せている。そういうことを考えれば、私たちは、今までの各ハウスにおける議論は議論として残しつつも、何とかしてこれを乗り越える努力をやっぱりする必要があるんではないかというふうに思うんです。
ですから、是非お互い知恵を出し合って、私は場合によってはここでもって小委員会をつくって更にこの協議をしていただくということも含めて、更に出席の委員の皆さんからいろんな意見を出してもらって、意見を合意させる、一つにさせる努力をぎりぎりまでやってみる、そういう必要があるんではないかというふうに思っています。
今日は議長お替わりになられましたけれども、是非そういう形で更に議論が深まる方向に、一人一人にそういう場をぎりぎりまでつくっていただきますようお願いを申し上げまして、一応発言とさせていただきたいと思っています。