富田茂之の発言 (平成二十年度一般会計補正予算(第2号)外一件両院協議会)

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○富田茂之君 公明党の富田でございます。
 今、佐田先生の方から、緊急保証制度が四兆八千億使われていてもう大変だという御指摘がありました。昨日までの累計ですと四兆八千九百六十二億四千五百万、これが保証されております。残りは一兆一千億。実は昨日だけで一千四十八億二百万円の保証がされています。一日一千億ということを考えますと、あと十一日でこの保証枠がなくなってしまいます。
 そういった意味でも二次補正予算の早期の成立、関連法案を含めて早期の成立をしないと、中小企業の経営者の皆さん、これから年度末を迎えますので、この点についてはもう参議院の先生方も全く同じ考えだと思いますから、是非早期の成立に向けて努力する必要があるというふうに政治家としては思います。
 また、定額給付金につきまして、昨日、参議院の先生方から様々な御意見を伺いましたが、二兆円をほかに使ったらどうだという御意見がありました。
 衆議院の予算委員会でも菅委員の方から、例えば一兆円を耐震補強に使ったらどうだという御提案があって、その後民主党の政策にもなったというふうにも伺っておりますが、実はこの耐震補強は昨年の六月、自民、民主、公明、共産、社民の共同提案で地震防災対策特別措置法の補助率を変えまして、一挙にここを進めていこうと、Is値〇・三以下、震度六の地震があったら倒れてしまうような公立の小中学校の建物を急遽やるんだということで、法律の改正を全党物でやりました。
 そのおかげで、二十一年度の本予算までで、一万六百棟危ない建物がありますが、そのうちの九千五百棟までもう既に措置がされております。一兆円もここにつぎ込むような余地はありませんし、学校の耐震化のためには耐震診断から施工計画、そして耐震の工事終了まで約三年掛かります。その三年を幾ら短くしても二年半ぐらい掛かると。学校の工事は夏休みしかほぼできませんので、こういったところに一兆円というのはちょっと具体案としてはいかがなものかというふうに思います。
 もう一つ、財政審からも違った意見が出たんじゃないかということを峰崎先生以下何名かの先生がおっしゃっておりましたが、財政審は、昨年末の建議では、今回の二次補正は、大規模だけれども、財政事情が非常に厳しい中でこういった大規模な財政支出を行うことは国際的な経済金融の大混乱時における緊急避難的な措置だと、そういうふうに認識して賛同するというふうに建議としては出ております。
 今回、西室会長が記者会見で、財政審のメンバーの大多数が定額給付金に反対であるかのような発言をされたと報道されていますが、この報道は誤解でして、実際には三十数名いる委員の中で定額給付金に触れた方は三名しかおりません。
 三名のうち、一人の学者の方は効果がないんじゃないかというふうにおっしゃっていますし、もう一人の方は、二院制なんだからもう少し協議の仕方があったんじゃないかというような御発言であります。三人目の方は、中期プログラムを誠実に実行するのが大事なんだという中で定額給付金という言葉を使われただけでありまして、決して財政審が定額給付金に反対であるというようなことではありませんので、そういった意味でも我々衆議院とちょっと参議院の先生方とは考え方が違うなというふうに昨日の議論を聞いておって思いました。
 以上でございます。

発言情報

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発言者: 富田茂之

speaker_id: 30144

日付: 2009-01-27

院: 両院

会議名: 平成二十年度一般会計補正予算(第2号)外一件両院協議会