石井一の発言 (平成二十年度一般会計補正予算(第2号)外一件両院協議会)

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○石井一君 私はまとめの発言をすることになっておるんですが、これはまとめの発言ではなくて……(発言する者あり)のんびりやった方がいいよ。のんびりというのは、ざっくばらんに私は申し上げたいんですけれども、私もそっちに座っていたら今のようなことを言うと思うんですが、やっぱりお互いによろいとかぶとを着ておるからという面もあるんですが、そうじゃない方がいいんだよね、この協議会はね。
 そこで、例えば予算の緊急性とあなたもおっしゃった。あなたも、あなたも、あなたもおっしゃった。そこで指摘された中小企業の融資にしても、それから耐震対策の手当てにしても、社会保障にしても何にしても我々は反対しようとは思っていないんですよ。一次も不承不承賛成し、二次補正も、その補正の部分の予算の部分については認めているんですよ。ただ、御承知のとおり、この給付金という問題が引っ掛かっておるわけですよ。本来そこを一体にせずにセパレートに法律で出すというのが筋で、予算の中へこれを、今そういうことを一々言いませんが、やるものが入っているためにこれだけの問題点というのがここに起こっているんですよね。だから、我々は予算の重要性、緊急性というのは十分分かった上で申し上げているんですよね。
 今度、その次に、これは、交付金は市町村が待っているんだ。当然、みんなだれでもお金配ると言うたらそれは受け取るでしょう。だけれども、あの総理の発言に言われるように、私らでも悩んでおるんですよね、受け取るべきか受け取るべきでないか。家族は受け取ってもいいんじゃないかと。みんなそうしますわね。しかし、世論のコンセンサスは、大部分はそんな無理するなという声なんですよ、世間は。家庭でいうたら、おやじ、そこまで無理するなと、サラ金の金を配るようなもんやないかと、我々辛抱するよと、こう言うておるんですよ。
 ところが、これ、皆さん配れ配れという声の方ばっかり代弁されるけれども、配らぬでええという声が七割、八割あるということは大変な政治問題なんですよ。だから、そこのところだけ考えてくれぬかということを言うておるんですが、そこまで皆さんも授権されてないでしょう。そんなことは聞くなと、岩永さん、そう言われてきたのかも分からへん。けれども、本来、協議会はそこへ突っ込まな意味がないんですよ。
 そこで、私の政治経験から申し上げれば、あの金融国会ですね、あそこで小渕首相は丸のみしたんですよ、野党案を。私は国対委員長をしておった。それなら、その話をうちの若いやつが言うてきたから、そんなばかなことあるかいなと、政府が、おまえ、大蔵通して全部付いておる金で、変えるはずなんてあるかいと。いや、国対委員長、チェックしてください。だんだん調べてみたら、本気で変えたんだよね。あれ、新人類とか何とか言われた石原やらあの辺も入っておったけれども、その案を丸のみした。私、これ前代未聞やと思うた。最初はもう私自身は信じられなかった。しかし、その後、金融は落ち着いたんですよね。それで、小渕内閣の支持率が、下がりに下がりしておったのが上がったんですよ、がんがんがんがんと。これを見てごらんなさいよ。
 私は、私が麻生総理の側近やったら、これ直言するな。今、下がっとるのにどないするか。いや、本当にそうなりますよ。それぐらいの大きな政治問題ですよ。
 いや、だから、いいですよ、立場があるんですから。そういうことを申し上げて言っているんですが、もうちょっと本音で、演説ばっかりするんでなしに話をした場合に、もし、できないんだけれども、小渕氏がどういう心境であのときやったか知らぬが、やっぱりこの方が正しいというものになれば、君子は豹変するということがあった場合に、自民党、選挙、楽になりますよ。今のままこれ選挙に突入してごらん、もうあとわずかしかないけれども。私は、そういうこともあるんですね。
 それから、山本拓というのは昔から私の同志で、いろいろ苦労もしたよ。あなたまた危ないこと言うた。今ここで二人、だれとは言いませんが、代案持ってきておるんですよ、代案を。これでやりましょうというのを。けどね、それを出す前に礼儀がある。出したって意味がないというなら出さないけど、分科会でもできるとか、代案を出せ言うたら出そうというのは、持ってるんだからね。それは何も給付金二兆円全部カットせいというのは違うよ。まあまあ、凍結という案もあれば、一部凍結という案もあれば、いついつまでにやるとか、そういう政治的にそっちものめるような案も持っているんですよ、我々。しかしその議論を出しても皆さん受ける立場にあるだろうかと。ずうっと顔色見ているとそういうふうには思えない。それなら不毛の議論を……(発言する者あり)いやいや、だけど山本さんは、それは案でも出したらすぐ入れるって言うからね、それやったらすぐ出すよ、今から。今すぐ出さそうか。それは協議してくれるか。(発言する者あり)ちょっと待ってよ、ちょっと。
 それで、まあこういう発想があってもいいんですよね。あの政治改革特別委員長のときに私は協議委員としてほとんどこういう発言をしてきた。政治改革特別委員長をしておったから。そのときに河野総裁と細川総理の会談へ持っていったんですよ。
 我々、微妙なところまでやって、この部分だけ党首会談やらそうって言うたら、うちの党首だってわがままだけど、協議会が決めたらそんなもん一発でやるよ。だから、いろいろ知恵はあるわけよ。それは、協議会は議論をして終わるというんでなしに、今私、もろもろのこと申し上げました。緊急性も分かっている。給付金の問題もある。それからここで成案を得るという一部の部分もある。ほかへ飛ばすというのもある。それをここで議論するだけでやめるというのは、これは五五年体制の継続じゃないかと。
 アメリカでも物すごく大統領と議院の違いがありますよ。そこへ持ってきて複雑ですから、一々解説しませんけれども、それぞれの議会の知恵があるんでね。やっぱりこの両院協議会というのはそういう知恵の場でありたいということを申し上げて、皆さん方に対するこちらの反論とさせていただきたいと思います。

発言情報

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発言者: 石井一

speaker_id: 29736

日付: 2009-01-27

院: 両院

会議名: 平成二十年度一般会計補正予算(第2号)外一件両院協議会