菅直人の発言 (予算委員会)
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○菅国務大臣 国家戦略室としては、税財政の骨格について方向性を他の大臣と協力して出すようにということでありますので、そういう立場から少し答弁させていただきたいと思います。
まず、今進行していることは、もう海江田議員もおわかりのように、財政の額の問題もありますけれども、中身を根本的に変える。まさに、従来の公共事業偏重で、九十幾つも飛行場をつくったりいろいろしてもハブ空港が一つもないという前原大臣の指摘も含めて、そういう長年の財政の構造の中身を根本から変える。これをやらないことには、私も過去の中期財政見通しを全部調べました、一度として、それがその後にできたと言われたものは、自民党政権時代を含めて、ありません。ですから、そういう意味で、今進行していることは、まず財政の中身を抜本的に変えていく、これがまさにスタートをしている、このように思っております。
その上で言いますと、これも海江田議員おわかりのように、今、足元の景気、経済の状態と中期的な財政の健全化というもの、確かに非常に厳しいんです。先ほど御指摘がありましたように、麻生内閣において出された今年度予算は税収見通しが四十六兆円になっておりますけれども、これが四十兆を切ろうというデータがそろそろ出そうになっていますが、この場合に、この穴を埋めないでおくわけにはいかないわけでありまして、それがどちらの責任とまではあえて申し上げませんけれども、少なくとも今年度の予算を立てて執行してきたスタートは麻生内閣でありますから、その麻生内閣が見通しを誤ったものをこの内閣で何らかの措置をしなければならない、このことも念頭に置かなければなりません。
そういうことを含めまして、足元の問題と中期的な財政見通しというものをどのようにしていくかということで、今、国家戦略室の方で幾つかの考え方を閣議決定していただいております。具体的に若干申し上げますと、二十二年度の予算については、もう余り長い時間がありませんので複数年度という予算編成はやや無理であろうと。二十三年度の予算からは、三年程度の複数年度を見通して、その中で中期財政フレームというものもきちんと立てていこう、こういうことを既に閣議決定として方向性を示しているところです。
そういった意味で、いろいろ野党の方からも無責任なやじが飛んでおりますけれども、少なくとも私たちとしては、足元の景気というものをしっかりと見据えながら、そのことと中期的な財政の健全化というものを両立させる道をしっかりととっていきたい、このことを申し上げておきたいと思います。