逢沢一郎の発言 (議院運営委員会)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○逢沢委員 自由民主党を代表いたしまして、この議運委員会で発言をいたします。
 衆議院議長横路孝弘君不信任決議案
 本院は、衆議院議長横路孝弘君を信任せず。
 右決議する。
 以下、その提案理由を御説明させていただきます。
 衆議院議長横路孝弘君が、もはや議長としての職責を果たし得ないことは明白である。与党の強引な運営に加担する横路孝弘君は、議会制民主主義の破壊者であり、憲政史上最悪の議長であると断ぜざるを得ない。
 今国会においては十件もの強行採決がなされた。そのたびに野党は、与野党合意のもと、公正で円満な議会運営に努めるべきであると厳しく申し入れをしてきた。しかるに議長横路孝弘君は、多数を背景とした乱暴な運営を与党のなすままに任せ、今や議会は取り返しのつかない非常事態に陥っている。
 特に、郵政改革関連法案の審議にあっては、我が国の金融システムにかかわる重要法案であるにもかかわらず、公聴会開催も参考人招致もなされないまま、わずか六時間足らずの審議で打ち切られ、採決が強行をされた。横路孝弘君は、この常軌を逸した運営と法案採決を認めたばかりか、総務委員長の報告を聞くだけで、理事の意見は必要ないと切り捨て、議長みずから与野党国会対策委員長の調整と打開を求める一方で、野党国対委員長が本会議上程に抗議をしている、まさにその最中に開会ベルを押すに至った。また、本会議開会を強行しておきながら、温家宝首相との会見のために議事を中断して休憩するなど、その身勝手きわまる運営は到底看過できない。
 先人が積み上げてきた議長の中立的采配、議会のよき慣例は、ひとり横路孝弘君をもって一気に瓦解した。横路孝弘君の犯した暴挙は、議会の良識を葬り去る万死に値する行為である。よって本院は、二月二十五日提出の不信任決議案とは別の観点から、議会の正常化に向けて改めて横路孝弘君を不信任すべきものと考える。
 以上が、本決議案を提出する理由でございます。
 ただいま申し上げましたように、去る二月二十五日に自由民主党は横路孝弘議長に対し不信任決議案を提出いたしたわけでありますが、今回の決議案は、自由民主党、公明党、みんなの党、たちあがれ日本、四会派共同の提出であります。その決議案の重さ、深刻さを横路孝弘議長はしっかりと受けとめていただかなくてはならない。また、議長の出身会派である民主党に対しても、同様の言葉を申し上げておきたいというふうに思います。
 二月二十五日の不信任決議案の主な理由を、もう一度振り返ってみたいと思います。
 石川知裕議員辞職勧告決議案、鳩山総理と小沢民主党幹事長の政治資金問題に関連する証人喚問や参考人招致、公共事業箇所づけ漏えい問題、一方的な本会議趣旨説明と重要広範議案の扱い、予算委員会公聴会の不正常な状況での実施など、今国会において野党四党が善処を申し入れた事項に対し、横路孝弘議長は黙殺を決め込み、与野党の対立と議会の混乱に拍車をかけた。
 以上申し上げた事由が、去る二月二十五日に提出した決議案の、いわゆるエキスの部分であります。明らかに不信任決議案の内容が今回は違うということを、改めてこの議運委員会の場で明らかにいたしておきたいと存じます。
 郵政法案は、言うまでもなく、国民生活、経済、また金融システムや金融秩序、そして財政にも広く影響を与える重大な法案であります。決して、この法案が強行採決をされ、不正常な状況のまま本会議に上程されることがあってはならなかった。それを見過ごした横路議長の議長としての不適格性は言うまでもないことであります。
 しかも、野党四党の国会対策委員長が、国会の正常化、国会をまともな状況に立ち戻らさなくてはならない、真摯な議論を横路議長に対して申し上げている、まさにその最中に、予鈴を鳴らし、本鈴を鳴らす。まさに前代未聞のことであります。そして、この暴挙は空前絶後で、あってはならない、重くそのことを指摘しておかなくてはなりません。
 もとより、議長が本来持つべき尊厳はどこからやってくるか。それは、まさに議長が、議長として公正中立な立場で、まさに衆議院の院のトップとして、そのトップとしての職責を全うするところから初めてもたらされるものである。そのことを、この議運委員会のメンバーともども改めて確認させていただかなくてはなりません。
 以上が、このたび横路孝弘議長に対する不信任決議案を提出させた理由であります。
 この決議案は、すべての会派の皆様の理解をいただき、速やかに本会議に上程をされなくてはならない重い決議案であるということを最後に強く発言させていただき、発言といたします。
 以上でございます。

発言情報

speech_id: 117404024X03620100601_004

発言者: 逢沢一郎

speaker_id: 4762

日付: 2010-06-01

院: 衆議院

会議名: 議院運営委員会