峰崎直樹の発言 (財務金融委員会)
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○峰崎副大臣 確かに、増税ということに対して我々は慎重でなければいけないということはそのとおりだろうと思いますね。
ただ、今の時期は確かに、百年に一度の、景気がこういう状況ですから、そういったことも今年度の税制改正を論議する上に当たって、特に租税特別措置の見直しに当たっては、かなり配慮をいたしました。そういう意味で、もっともっと切り込んでいくべき必要があるところはまだたくさん残っていると思いますので、これを今後は進めていきたいと思います。
ただ、一点、私個人の見解を余り言うべきことではないんですけれども、やはり国民の皆さん方は、日本の税収がどのぐらい落ち込んでいるか、そして歳出がどのぐらいになっているかということはもうよくわかっているわけですね。ですから、そういう中で、やはり国民はある程度の負担は受け入れざるを得ないなと。この間、朝日新聞が世論調査をやっていたのを見ても、消費税に関しても数字が載っておりまして、それを議論することについてはやむを得ないという主張の人がたしか四八%ぐらいで、いや、まだ早いんじゃないかというのが四六%で、少し、二%ぐらい上回っていたように思いました。
そういう意味で、私は、ある意味では、きちんとそういった点は勇気を持って、議論するべきときはしなきゃいけないなというふうに思っております。
そういう一般論は別にいたしまして、今回、環境税の問題に関しては、これは先日もちょっとお話し申し上げましたが、地球温暖化対策税という名前で、特にガソリン税あるいは軽油引取税、この暫定税率分を、総理がああいう形で謝罪をされながらも、この問題をやはり環境税という問題へシフトしていくという、やはり大きな一つの課題が残っておりますので、これは我々としてはこの一年以内にやっていかなきゃいけない課題だというふうにしっかりと押さえました。
その際に、環境税というものの使い方、あるいは環境税をどう位置づけるか、これらについては、ただいま、多分戦略室の方で、全体の排出権取引、あるいは今おっしゃった、もう課徴金は入っておりますが、補助金とか課徴金とか、そしてこの環境税、これら全体をやはり環境政策の中にしっかり位置づけていかないとまずいねと。環境税だけが突出していくということにはなかなかなりにくいんじゃないだろうかというふうに思っております。
問題は、今おっしゃられた「グッド減税・バッド課税」というところなんですが、これは実は、私たちが民主党の税制調査会の中で議論したときに、大体、物品税というか個別間接税に関していうと、これはやはり五%の消費税に一元化をしていこうじゃないか、それよりも上回る場合には何らかの根拠が要るだろうという意味で、私たちは、地球温暖化対策税、CO2を排出するという点に着目して、これを環境税という形でシフトしていったらいいんじゃないかと。
同じような観点からたばこの問題も、実はこれは、健康に与える影響というのは御存じのように非常にはっきりしておりますので、ことしの税制改正を私たち与党の税制調査会、政府税制調査会で議論したときには、明らかに健康目的ということを前面に出した。
当初は、お酒についてはアルコール度数課税がいいんじゃないかというような議論もあったんですが、それは余り議論になりませんでしたけれども、実は、ニコチン、タールに着目してはどうだというような精密な議論をしていこうというふうに考えたこともあるわけであります。しかし、結果的に、ニコチン、タールはフィルターでもって全部調整されるということで、これは残念ながらそれを基準にするというわけにはなかなかいかないなということで、たばこ一般というところで、実は今回は、売買価格にしますと一本五円、税でいえば一本につき三・五円。これは過去にない大変な引き上げ幅を、国民の皆さんにお願いすることになったわけであります。
その意味で、この与える影響というのは非常に大きいものがあるだろうと思いますが、一面、私たちは、国民の皆さんに、今までたばこに関しては税収ということを非常に大きな目標にしておりました。これからも税収は、我々はそれを全く放棄しているわけじゃありませんが、基本的にはやはりこれは健康目的というところに大きくシフトしていこうということで、今回、五円の値上げというふうになったわけであります。
その与える影響というのはどうだろうかということで、我々が計算するときに、どのぐらいの方がやめるんだろうか、値上げに伴ういわゆる減少数といいますか、これを推計でもって実は計算させていただきました。その結果、かなり減るんじゃないだろうかということで、平年度でいいますと、たばこは二二から二三%程度減るんじゃないだろうか、初年度では一一ないし一二%ぐらい減るんじゃないだろうかというような見込みを、厚生労働省研究班の報告書などを用いて私たちは見込んだところです。
これがそうなるかどうか、ふたをあけてみないとちょっとわかりません。そして、ことし十月一日にこれは値上げになりますが、平年度ベースですから、来年の実績がどうなっていくのかということは非常に私たちも注目して、今後のたばこ税のあり方について議論していきたいというふうに見ているところでございます。
〔中塚委員長代理退席、委員長着席〕