金子恵美の発言 (決算委員会)

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○金子恵美君 農業が疲弊をしていく、つまり減反を推し進めていく、そして水需要を減らしながら農業用のダムが必要だというような、そういう矛盾のある政策が進められてきたということも根本的には問題だと思いますし、そしてまた、箱物だけを造りながら、一方でしっかりとした農業者に対しての支援をしてこなかったという、そういう政策的な間違いというものもあったのではないかと思います。
 ですので、水利用が少ないということであれば、その水を利用していただけるように、農業者の皆さんが生き生きと農業ができる、そういう環境づくりをしていくということをしていかなくてはいけないということではございますが、しかしながら、本当に四%以下だったところというのは、まさに、例えば世増ダムですか、青森の世増ダムというところは三千三百十万トンの貯水量で〇・三%しか使われていないという。
 そしてまた、基本は末端の整備が進んでいないということでございますけれども、挙げられています世増ダム、そして北海道の美生ダム、奈良県の上津ダム、そしてまたもう一つ北海道の屈足ダム、これはいろいろと電源開発の方と一緒になっておりますので、いろいろな事情があるというふうにも聞いておりますが、それぞれがやはり末端の整備が進まなかった。つまり、もう必要とされていないという、必要とされていないというか、もうこれ以上本当に展望があるのかどうかということすら分からないということで、先ほど私が資料として出させていただいておりますこの総点検の結果というところには、水利用の向上が望めないというふうに言われているわけですので、負の遺産というものをどういうふうに今度はプラスに持っていくかというようなこともしっかりとお考えをいただかなくてはいけないのではないかなと思っております。
 仕組み的に、ダムが建設されている中では、問題としてはやはりその再評価の仕組みがしっかりとなかった、再評価の仕組みがなかったということではないかというふうにも思います。
 ただ、スタートの時点で水利用率、水の利用の予定というか計画というのを立てるわけですけれども、そこから建設中にいろんな農業の事情が変わる、地元の事情が変わっていっていながらも、しかしながらしっかりとした再評価をしていなかった事情が恐らくこれらのダムにはあったのではないかというふうにも思いますし、土地改良区事業では平成十年から再評価という仕組みをしている。そしてまた、平成十二年からは事後評価の仕組みというものも導入されているわけですから、もちろんこのことについては次の質問でさせていただこうとは思っておりますけれども、今建設中のダムにつきましてはしっかりとした評価を事業が完了する前といいますか、事業が実施されている最中にしっかりと進めていくということが重要なのではないかと思ってございます。
 もう一度ちょっとお伺いさせていただきますが、水の有効利用を図るという点で、本当に低い水利用率の、特にここで挙げられておりますのは三つのダムでございますが、それについてはどのようなお考えをお持ちでしょうか。

発言情報

speech_id: 117414103X00720100426_014

発言者: 金子恵美

speaker_id: 16081

日付: 2010-04-26

院: 参議院

会議名: 決算委員会