西郷泰之の発言 (少子高齢化・共生社会に関する調査会)

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○参考人(西郷泰之君) プレーワーカーについてのお尋ねでございました。
 何か先ほど来、イギリスの話ばかり出てきて恐縮ですが、プレーワーカーはイギリスでもプレーワーカーという言い方をしていまして、日本でいうと児童館の職員のような形、方たちですけれども、そのプレーワーカーの方たちが、例えば先ほどの、家庭を訪問して家庭で遊びを親に指導するということまでプレーワーカーがやっているということで、ちょっと日本のプレーワーカーと意味合いが大分イギリスの場合は違ったりします。
 とりわけ、この冒険遊び場でなぜ野山があるだけじゃ駄目なのかと。もうそれはおっしゃるとおりでございまして、私も実は代官山の近くで生まれ育ったんですが、あそこはかなり大きな、今は公園になっていますけれども、野原がありまして、そこで走り回って遊んでいたので、そんなところに邪魔な大人はいてほしくないと思った立場ですから、そういう意味ではおっしゃるとおりかと思います。
 ただ、時代状況が変わってきているのかなと思っています。というのは、その当時は、やはり自分の仲間の中には年長者がいて、年長者が遊びのロールモデルというか、こうやって遊ぶといいとか、ここが面白いとか、様々な、ここは危険だとかいうのも含めて教えてくれていたわけです。ですが、そういう遊びのロールモデルがないと、公園だけあっても遊べないというのが今の実態かと思うんですね。
 今、公園はかなり整備がされつつありまして、整備されていないところもあるかもしれませんが、公園自体はあって、でもそこで子供が遊んでいるかというと遊んでいないという事実があります。そこで、子供たちが公園で遊べるようにするためには何かきっかけづくりをしなければいけない。別に遊びの指導とか遊びを組織化してとかということではなくて、きっかけづくりをして、基本的には子供たちが自主的に主体的に遊ぶと。
 ただ、外で遊びなさいと言われても、じゃ、どうすればいいのかというのが分からないのが今の子供たちですから、まあとにかく、じゃ、穴を掘ってみようとか。穴を掘るだけでも楽しいわけです。普通の公園では火はたけませんけれども、火をたくだけでも楽しいですよね。そういうことだけでも楽しいんだよということをやってみせると、子供たちはもうどんどんどんどん遊びを発展させますから、そこから先はプレーワーカーは最低限の安全だけを確保するという形で活動するという形になるかと思います。
 そして、基本は子供主体で、子供の声に耳を傾けながらということなので、あくまで子供の指導者ではないと、指導者として立ち現れるわけではないということをお伝えをしておきたいなと思います。
 よろしくお願いします。

発言情報

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発言者: 西郷泰之

speaker_id: 18132

日付: 2010-02-24

院: 参議院

会議名: 少子高齢化・共生社会に関する調査会