赤松広隆の発言 (本会議)
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○国務大臣(赤松広隆君) 渡辺議員の御質問にお答えをいたします。
まず、口蹄疫国内発生の危機意識についてのお尋ねでありますが、農林水産省は、口蹄疫の国内発生を未然に防止するため、各都道府県に対し近隣諸国での口蹄疫の発生に関する情報提供を行ってきたところでございます。特に、台湾や韓国での発生の確認を受け、昨年二月十九日、本年一月七日及び四月九日には、都道府県に対し早期警戒や衛生管理の徹底などの防疫措置に万全を期すよう再三にわたり要請をしてまいりました。
また、我が国への口蹄疫ウイルスの侵入を防止するため、本年一月七日付けで、韓国からの豚肉等の輸入手続を停止するとともに、口蹄疫発生国からの入国者の靴底や車両の消毒などの水際対策を改めて徹底してきたところでございます。このように、近年の我が国周辺地域における口蹄疫の発生に対し危機意識を持って対処してきたところでございます。
次に、鳩山総理への報告についてのお尋ねでございますが、農林水産省では、四月二十日の未明の口蹄疫発生確認後、直ちに私を本部長とする口蹄疫防疫対策本部を開催し、移動制限や殺処分等の防疫措置の的確な実施を指示いたしました。総理へは、口蹄疫の発生確認直後、官邸及び内閣官房を通じ速やかに報告し、その後も随時状況を報告いたしておるところです。
総理からは、五月一日、自衛隊の宮崎県への災害派遣の御指示をいただくとともに、五月十七日には、政府総力を挙げて口蹄疫の感染拡大防止に取り組むため、内閣に総理大臣を本部長、官房長官と私を副本部長とする口蹄疫対策本部を設置いたしました。
引き続き、本部長である総理の指揮の下で、口蹄疫の拡大防止のため、関係省庁と一体となって総力を挙げて対策に取り組んでまいる所存でございます。
次に、一月七日以降の政府の口蹄疫対策についてのお尋ねでありますが、本年一月の注意喚起通知は、韓国において数年ぶりに口蹄疫が発生したことを受けて発出したものであり、各都道府県に対し、早期警戒や衛生管理の徹底などの防疫措置に万全を期すよう要請いたしました。
具体的な対応としては、我が国への口蹄疫ウイルスの侵入を防止するため、同日付けで韓国からの豚肉等の輸入手続を停止するとともに、口蹄疫発生国からの入国者の靴底や車両の消毒などの水際対策を改めて徹底したところです。
さらに、四月九日には、韓国における新たな発生が確認されたことから、改めて都道府県に注意喚起の通知を発出をいたしました。
次に、外遊中の対応についてのお尋ねでございますが、私の海外出張に先立ち、口蹄疫対策について、発生状況に応じたシミュレーションなどの事前検討を行い、政務三役が認識を共有いたしました。その上で、出張している間には、出張先において口蹄疫の新たな発生や防疫措置の実施状況について毎日報告を受け、指示をいたしたところでございます。私が出張している間は、政務二役が交代で在京し、宮崎県とも連携して迅速な対応を取れる体制を整え、私も口蹄疫の新たな発生や防疫措置の実施状況についてその都度報告を受け、必要な指示をしていたところです。
次に、公明党の口蹄疫防疫に関する提言についてのお尋ねでありますが、口蹄疫については家畜伝染病予防法において法定伝染病に指定するとともに、特に重要な疾病として同法に基づき防疫指針を策定し、防疫に備えてきたところでございます。今回の対応については、防疫指針に基づく防疫措置に加えて、疾病の発生状況を踏まえた専門家の意見、また地元の要望等を十分に受け止め、きめ細かく実施してまいりました。
具体的には、疑似患畜については手当金を概算払で速やかに支払うとともに、家畜の評価額と手当金の差額五分の一について県が措置した場合、全額特別交付税を措置、蔓延を防止するための殺処分を前提としたワクチン接種及び経営再開支援等、適時適切に前例にとらわれない対応を行ってきたと認識をいたしております。農林水産省としては、引き続き専門家による科学的な御助言を踏まえた的確な防疫措置を実施するとともに、現地の方々からの要望を十分に受け止め、一日も早く口蹄疫の清浄化が成し遂げられるよう全力を尽くしてまいる所存でございます。
最後に、種雄牛保護等と公務員獣医師確保対策についてのお尋ねでございます。
種雄牛につきましては、御承知のとおり、法に従って宮崎県が疑似患畜としたものでございます。また、法律には疑似患畜としたものはできるだけ早く殺処分をしなければならないというふうに書いてあるわけでございまして、種雄牛が県の貴重な畜産資源であると承知はいたしておりますけれども、こうした法の原則があるということを是非御理解をいただきたいと思います。
しかしながら、多くの農家の皆様に殺処分が前提となるワクチン接種に御協力をいただいている中で、防疫措置を円滑に実施するためには、防疫措置の基本を遵守することが重要であり、特別扱いすることは適当ではないと考えております。
新たな種雄牛の育成支援策については、宮崎県の方針も伺いながら、現在、独立行政法人であります家畜改良センターが持っております宮崎県の種雄牛を始めとした遺伝資源を宮崎県に提供するなど、最大限支援をしていきたいと思っておるところでございます。
今般の宮崎県における口蹄疫の防疫対応については、各都道府県から派遣された獣医師の方々に多大なる御協力をいただいていると承知をしております。こうした公務員獣医師や産業労働獣医師については、獣医系大学の学生に対する修学資金の給付等の対策を通じて、その確保に取り組む方針でございます。
以上です。(拍手)
〔国務大臣福島みずほ君登壇、拍手〕