佐藤正久の発言 (本会議)

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○佐藤正久君 私は、自由民主党、元自衛官の佐藤正久です。
 まずは、総理、御就任おめでとうございます。ただ、過去の反省なしに前進はありません。もし答弁が不明確、不十分であれば、再質問、再々質問を行うことをあらかじめ申し上げておきます。
 今、菅総理に対する国民の大いなる懸念と深刻な不安は、北朝鮮と総理との親密過ぎる関係です。平成十年四月、総理が民主党代表に就任した党の結成大会で、あろうことか北朝鮮の朝鮮労働党や朝鮮総連、中国共産党からお祝いメッセージが寄せられ、それを晴れ晴れしく紹介されていました。総理、もちろん覚えていますよね。どういう関係なのでしょうか。我々は強い衝撃を受けました。
 さらに、菅総理はかつて在日韓国人政治犯釈放のため署名、嘆願しています。政治犯が日韓両国民の友好のきずなとして働くことができるよう、心からお願いするものでありますと。釈放を求めた政治犯の中には、日本人拉致容疑者である辛光洙も含まれています。辛は、原敕晁さんを拉致した上、その原さんに成り済まし、日本と韓国で工作活動を行い、横田めぐみさんを拉致した作戦の責任者と言われています。その辛光洙の釈放運動に、菅総理御自身に加え、総理が再任した千葉景子法務大臣、そして江田五月議長らが協力し、支援したのです。
 横田めぐみさんのお母さん、早紀江さんにお目にかかった折、お母さんはこうおっしゃっていました。あなたの子供が拉致されたらと思って、目の前で子供がおぼれている、助けたいと思うでしょう、そう思ってこの問題に当たっていただきたいと。何の罪もない親子が北朝鮮のテロ行為によって仲を引き裂かれてしまいました。しかし、菅総理、あなたは拉致された日本人と家族の希望ではなく、何と拉致した実行犯とその家族の希望を願ったのです。繰り返すが、あなたが願ったのは拉致実行犯とその家族の希望ですよ。
 このような総理に、このような内閣に本当に私たち日本国民の命運を預けることができるのでしょうか。総理に就任された今、過去の言動とはいえ、日本国の国会議員としてあるまじき軽薄な政治姿勢と許し難い行動に恥じるところはありませんか。天に恥じるところはありませんか。国民が納得できる謝罪、御存念をお聞かせください。
 現在の日米関係は、残念ながら戦後最悪と言われる惨状に陥っています。関係悪化の直接の原因は、言うまでもなく普天間問題でした。民主党政権は、軍事問題であるにもかかわらず、軍事的合理性や抑止力について議論もせず、沖縄の負担軽減のみを議論してきました。
 その結果、迷走に迷走を重ね、公約だった国外、最低でも県外をあっさりとほごにしました。最終的な結論は、驚くべきことに、民主党がずっと否定し批判してきた県内、しかも辺野古崎でした。何だったのか、この八か月。学べば学ぶにつけ自民党案に近づいてくる。その間、自民党案のどこが悪いか一言も説明することなく、ただひたすらゼロベースで検討するという答弁の繰り返し。まさに知識がゼロベースとの批判が出たぐらい情けないものでした。
 そのお勉強のために想像を絶するほどの税金と空虚な政治活動に沖縄県民を始め国民は振り回され続けてきたわけです。総理、あなたは九日の会見で官邸を修行の場などと例えていましたが、だれのために政治を行うおつもりか。官邸は断じて修行や勉強の場ではありません。普天間問題がほぼ現行案に戻るなら、このお勉強こそが無駄遣いの最たるものです。国民はスーパーコンピューターではなく、謝れば無駄も約束ほごも許されるという民主党政権の体質こそを事業仕分してほしいと考えています。十一人もの閣僚が再任された菅内閣は、居抜き内閣であることを踏まえると、再任された外務、防衛、沖縄北方担当は無駄にした実費を国庫に返納すべきではないでしょうか。総理のお考えをお伺いします。
 前内閣は、八か月間の迷走を小さな一歩かもしれないがと総括しました。何が一歩か。あなた方は全く分かっていない。振出しに戻ったどころか、深い深い大きな傷を沖縄の方々に負わせた状態ではないですか。菅総理御自身は、副総理としてどのように鳩山前総理を補佐したのでしょうか。副総理とは名前だけですか。あなたは目を閉じて国会で惰眠をむさぼるだけではなく、口まで閉じて普天間問題から逃げてきたとの批判もあります。この迷走の結果、どのような国益を失い何を得たと総括しているのか、総理、沖縄県民や米国を頭に浮かべながら率直に答弁をしてください。
 さらに、国民の多くは、菅内閣は普天間問題を解決する決意と覚悟があるのか、できるのかと強い疑念を抱いています。それは、関係閣僚がそのまま居座り、責任を取っていないからです。民主党の皆さんは、官僚の方々を、失敗しても責任を取る必要がない、政治家と違い選挙の洗礼を受けていない、果ては大ばか者と口汚くののしりながら、脱官僚依存、政治主導と繰り返してきました。菅総理を首班とする民主党政権にそうした官僚批判をする資格があるでしょうか。いいですか。はっきり言います。資格は全くありません。
 更に強く言いたいことがあります。さきの総選挙において、普天間国外、県外移設を訴え当選した沖縄の与党議員は辞職すべきであり、党代表の菅総理も辞職を促すなど責任を明確にすべきです。恥ずかしげもなく居座り続けることは国民を愚弄した行為と言わざるを得ません。総理、明確に御答弁願います。
 総理に関係閣僚の再任理由を伺います。例えば、ある会社が会社の存立を揺るがす愚かな大失敗を犯したとします。にもかかわらず、社長と秘書室長だけが引責辞任し、名実共にナンバーツーの副社長が反省の色も見せずあっさりと社長に昇格し、担当重役もそろって居座り続ける、そのようなことが常識で考えて許されるでしょうか。民間では絶対あり得ない話です。
 北澤、岡田大臣は憶面もなく再任されました。指名する方も指名する方ですが、受ける方も受ける方です。それは、鳩山退陣の陰の論功行賞なのでしょうか。なぜ再任したのか、午前中の答弁はちんぷんかんぷんでした。明確にお答えください。
 国民の目には、関係閣僚は責任感が欠如しているとしか映りませんでした。特に、地元調整の主管大臣の北澤防衛大臣は、週末にはほぼ選挙区の長野に帰ってしまう。普天間の政府方針を決めるはずであった三月もそうでした。防衛医科大学校の卒業式を副大臣に任せ、自分は選挙区で政治活動、こんなことはこれまでの大臣ではあり得なかったことです。しかも、鳩山前総理が沖縄訪問し、罵声の中お願いしている際に、北澤、岡田大臣は共に外遊に出かけておりました。この責任感のなさ、どういうことでしょうか。現場で苦労している沖縄防衛局の職員が気の毒でなりませんでした。
 更にあきれてしまったのは、米軍施設を迷惑な施設、迷惑施設と断じた、耳を疑うような北澤大臣の四月八日の国会答弁です。日米がぎくしゃくしている中、担当閣僚がこんな認識では解決できないと思いました。また、日本を守るために命を懸ける可能性がある米軍の兵士や家族にも大変失礼な話です。もし自衛隊基地を迷惑施設と言われれば、北澤大臣も顔を真っ赤にして怒るはずです。
 総理、地元調整で二度と過ちを起こさないためにも、関係閣僚には選挙より閣僚の仕事を優先せよと当たり前のことを改めて指示すべきです。選挙より仕事を徹底するお考えはありますか。
 続いて、普天間基地移設の具体的な進め方についてお伺いします。
 日米合意を引き継ぐのであれば、八月末までに滑走路の位置、工法などの日米専門家の合意を終え、次回の2プラス2までに政府間合意を完了させることになります。ところが、日米合意には、地元調整の話が一切何も書かれておりません。沖縄の方が、ふざけるな、沖縄差別と言うのは当たり前です。外務、防衛大臣の記者会見を調べても、八月末の話にしても、2プラス2に関しても、沖縄の合意は絶対条件ではない旨のことを堂々としゃべっています。こんなことを言う外務大臣や防衛大臣で地元調整なんてまとまるはずもなく、恐らくまとめるつもりもないのでしょう。
 我々自民党は、滑走路の位置、工法を決めるにしても、丁寧に地元との協議を重ねながら慎重に日米合意を進めてきました。基地問題は、外交問題と同時に内政問題です。汗をかく量も外交二割に対して内政八割と言葉があるように、地元合意が最も重要で中心に位置付けられるべきものです。菅総理が地元の頭越しに滑走路建設を決めてしまうのであれば、鳩山前総理と同じく、地元の方々をばかにした話です。余計なお世話かもしれませんが、再び関係閣僚のおかげで新内閣が退陣となるでしょう。八月末にせよ、次回の2プラス2にせよ、地元の合意なくして日米合意はあり得ないと、総理、この場で国民に、そして沖縄県民に約束する考えはありませんか。明確に御答弁ください。
 また、鳩山総理は辞任に際し、沖縄県民に一切謝罪していません。基地を押し付け、途中でほうり投げたことに沖縄県民も怒っています。沖縄に行き、直接謝罪するべきです。総理、今月二十三日の沖縄訪問の際、鳩山前首相を同行し、知事や市長、住民に謝罪し、そして住民対話をする考えがあるのか、お伺いいたします。
 総理、いいですか、埋立てにせよ、桟橋方式にせよ、工事を始める前には県知事の許可が必要です。地元市長が同意をしていないのに、県知事が許可を出せると思いますか。市民派を最大の売りにしてきた総理が堂々と市民を無視するのですか。
 総理、稲嶺名護市長は移設反対で当選されましたが、稲嶺氏を選挙支援したのは今の与党です。民主党が応援して辺野古移設反対の市長を当選させておきながら、それから数か月たって、その民主党が平然と辺野古に基地を造ることを決めてしまう。理解不能です。訳が分からない。
 総理、名護市長の任期はあと三年半です。今朝の会談にあったように、知事も厳しいという見方をし、知事も埋立てを許可するかどうか分からない。どうやって二〇一四年の移設完了を果たすのか。総理、最大の当事者であります沖縄の方々に対してこの場で説明してみてください。しっかりと明確な答弁を求めます。また、その際、沖縄の知事権限を取り上げる特別措置法を使う可能性についても答弁願います。そうした特措法を使わないのであれば、明確にここで特措法は使用しないと明言してください。
 また、総理、現行の辺野古の工期を御存じでしょうか。約五年掛かるんです。既に九か月も浪費しています。年末から工事を始めても、二〇一四年までに四年しかありません。新たな環境評価には更に二年ないし三年掛かります。知事の許可も下りるかどうか分からない。二〇一四年末までに普天間移設完了が難しいのであれば、今度は厚木から岩国への艦載機の移駐など、ほかの在日米軍再編にも影響が出る可能性もあります。
 二〇一四年までの移設が難しい場合、沖縄の負担の軽減の観点及び他の再編事業への影響を最小限に抑える観点から、海兵隊司令部要員など約八千人とその家族約九千人を普天間基地の移設に先立ってグアムに移駐させる、嘉手納以南の一部の土地の返還を前倒しすることも一案だと考えますが、総理の御所見を伺います。
 さきの日米合意では訓練移転も記載されています。まだ個別具体的な移転先や訓練内容は想定していないなどとしながら、なぜか徳之島だけがしっかりと明記をされ、施設整備にまで言及しています。何ですか、これは。地元の合意も軍事的合理性の説明もないまま記載され、徳之島の方々は大変怒っています。前官房長官からは、訓練移転の項目には記載はされているが、訓練以外の米軍の活動も想定しているため徳之島を記載したとの答弁、これは基地の一部機能移転のことでしょうか。官房長官、訓練以外の米軍の活動とはいかなるもので、それを徳之島で行うことがどのような軍事的合理性を持つのか、御説明願います。
 更に許せないのは、思いやり予算です。外務大臣は認めていますが、なぜ米軍の施政権が及ぶグアムの米軍基地整備に思いやり予算を使うことを検討しないといけないのですか。これまで民主党は思いやり予算自体に批判してきたのではないでしょうか。総理、何でこんな話になってしまっているのか。日米どちら側から言い出したことなのか。あなた方が勝手に使おうとしているお金はすべて国民の財布から出ている税金です。筋を通してください。明確に答弁を願います。
 民主党は日米同盟の深化と東アジア共同体の創設を明言しています。他の政策同様、ここでもあなた方の政策は観念的で言葉だけが躍り、具体的な中身は一向に見えません。菅総理が考えている東アジア共同体とはどのようなもので、それをどのようなプロセスで、いつまでに創設する計画なのか。民主党の総理ですから、きっと腹案とやらをお持ちのことと思います。いつまでも腹案とごまかさず、具体的に御説明ください。日米同盟の深化についても同様です。果たしてどこをどう深化させるのか、具体的にお答えください。
 また、今後の在日米軍再編協議の中で、米国の打撃力、核抑止力をどのように位置付けるのでしょうか。米国の戦術核廃棄に伴い核抑止力が低減する可能性について、総理はどのように評価、判断されているのでしょうか、答弁を願います。
 また、打撃力も今後もアメリカに依存するのであれば、その拠点の一つである普天間飛行場を将来できれば海外へ移転させたいなどというのも随分と虫の良い身勝手な話ではないかと思います。是非、どうやって海外移設を具体化させるのか、説明願います。よもや、何の根拠もなく希望的観測を振りまいているなどということではないと思います。政権を担っている以上、一言一言の重みを十分に理解した上で言葉を吐いているはずでしょうから、総理、お考えをお聞かせください。
 鳩山前総理は、二十年以上も国会議員をやっていながら、総理に就任して八か月、辞任間際になってようやく抑止力を学んだそうです。民主党の政治家は総理の立場になって初めてお勉強や修行をするそうですから仕方のないことかもしれませんが、国民にとってはいい迷惑です。
 さて、菅総理は、平成十七年七月、沖縄宜野湾市の労組の大会で、チャンスでありながら、日本政府は沖縄に海兵隊を残す、あるいは動かさないようにしていると発言し、さらに十九年十月、記者会見で、海兵隊は全部グアムなどに帰ってもらっても日本の安全保障上それほど大きなマイナスにはならないと海兵隊不要論を力強くおっしゃっていましたね。国民は、こう繰り返してきた総理の御発言に大変注目していたと思います。
 ところが、テレビを見ていた我々が目にしたのは、就任直後から平然と普天間基地移設は日米合意どおりとおっしゃる総理の姿です。我々にはさっぱり分かりません。普通の頭で考えれば、これは不整合あるいは矛盾と言うべきものではないでしょうか。自分の本当の真の考えを総理の所信表明で隠すということは許されないことです。総理、違いますか。
 総理、あなたがこれまで自信満々に口にしてきた言葉のうち、どれを信じてよくて、どれを信じてはいけないのか、これも御教授いただけないでしょうか。民主党というのは、代表に就く方であっても、過去の約束との整合性は問われないものなのでしょうか。総理、綸言汗のごとしという格言を御存じですか。以前とは立場が変わったから発言も変わったでは、カンはカンでも変節漢と言わざるを得ません。
 総理は、既に現在の立場について修行などと予防線を張っていらっしゃいますが、前任者のように、浅かったと言われればそのとおりかもなどと口にすることがないようにお願いいたします。総理は、いやしくも日本政府の代表、日本国民の代表です。代表が変節漢では日本が変節漢と受け止められてしまいます。今ここではっきりと過去の発言との整合性についてお答えください。
 そもそも、総理は在沖米軍の抑止力の意義をどのように考えているのでしょうか。鳩山前総理は、朝鮮半島を例に挙げて在沖海兵隊の重要性を強調しておられましたが、在沖海兵隊の抑止力の意義、またその中に占める普天間海兵隊の役割について、総理がどのようにお考えなのか、明確に答弁をしてください。その意義の中には、台湾海峡の安定と尖閣諸島を含む南西諸島防衛も入るのか、それに普天間海兵隊がどのような役割を果たすのかも併せ、逃げずに明確に答弁願います。
 自民党は、自衛隊の国際協力活動の一般法や在外邦人の避難措置の法律を今国会に提出しましたが、民主党には、箇条書程度のものはあっても防衛政策と呼べるようなものは全くありませんし、議論もない。菅総理は、鳩山前総理のように駐留なき安保や実態が伴わない自主防衛路線を進めるおつもりですか。菅総理御自身の安保政策や防衛力整備の理念、主軸をお聞かせください。ただ、国民が不安になるような、安保の理念を検討中とかないとかの答弁は絶対やめていただきたい。
 また、自民党は防衛計画の大綱への提言をまとめ、先週政府に提出しています。基本的な安全保障政策で二大政党間で大きな差があってはなりません。大綱見直しに当たって、与野党協議を行う考えはありませんか。明確な答弁を求めます。
 自衛隊は、国連PKOだけではなく、海賊対処にも汗を流しています。国内でも、昨年は新型インフルエンザ、今年は口蹄疫災害派遣など自衛隊の任務は拡大しましたが、その任務を遂行する自衛官の増員は認められていません。
 昨年の事業仕分でも、法的な権限も不明確な仕分人の蓮舫議員が、第一線部隊実員充足要求を却下し、事実上の現状維持も認められないとの結論でした。これにより、警察官や消防士は増加の傾向ですが、自衛官は来年三月までに約三千五百人の削減が決定しました。第一線の現場からは、人のやりくりが付かず、もう限界との悲鳴が聞こえています。三千五百名というのは、航空自衛隊でいえば、例えば北海道の千歳、青森の三沢のこの二つの航空団がなくなるに等しい計算になります。自民党は、この現状にかんがみ、任務遂行に必要な人員の増と防衛費の増額を党の公約として掲げました。
 総理、奇兵隊に夢やロマンを求めるのも結構ですが、現実の世界であなたが最高指揮官を務めるのも自衛隊です。そのことを少しは考えたらいかがでしょうか。国民の命を守り、災害派遣などをしてくれるのは、残念ながら奇兵隊ではありません。あなたの頭の片隅にでも今現在の国民のことが浮かぶなら、奇兵隊よりも先にしっかりとした自衛隊への見識を語るべきです。総理、お願いします。
 総理、あなたは副総理としてアメリカを公式訪問し、アーリントン墓地に献花をささげました。そのことは素直に評価したいと思います。その上で伺います。これまで靖国神社を参拝したことはありますか。また、今後、総理在任中に靖国神社を参拝される予定はありますか。ないなら、参拝しない理由は何か。米国兵士を慰霊しながら、我が国難に殉じられた英霊を祭る靖国は参拝しない。なぜそう判断するのか。英霊の遺族を含め、国民が納得できる御説明をお聞かせください。
 加えて、鳩山前政権が実現を目指していた外国人地方参政権や選択的夫婦別姓についてはどのようにお考えなのでしょうか。我々はいずれも日本国の命運を左右する重大な問題だと考え、反対の立場です。同じ民主党政権として、前政権の方針を踏襲して両方共に実現を目指すのか、そうではないのか、明確にお答えください。
 さらに、総理、あなたは今、自衛隊の最高指揮官です。この重責を今後どう果たしていくおつもりなのか。そもそも、あなたにとって守るべき国益とは何ですか、答弁を求めます。
 その国益を断固守っていく姿勢をお持ちなのか、正直不安も感じます。なぜなら、あなたはかつて国旗・国歌法案にも反対した政治家です。そうした過去の判断は浅かったとお認めになりますか。あるいは、その後、学べば学ぶにつけ、考えが変わったのでしょうか。閣僚の中にも国旗・国歌法に反対した方もいますし、今でも国旗に敬礼しない閣僚もいる。総理、あなたは今日の本会議においても国旗に敬礼をしていません。自衛隊員は、毎朝、国旗を掲揚し敬礼します。君が代も歌います。私も迷彩服に日の丸を付け、イラクに赴きました。
 総理、あなたは自衛隊の最高指揮官です。今後、日の丸を背負い、君が代を歌い、国を守り抜く覚悟はあるのか、責任ある答弁を求めます。

発言情報

speech_id: 117415254X02820100615_016

発言者: 佐藤正久

speaker_id: 11254

日付: 2010-06-15

院: 参議院

会議名: 本会議