畑浩治の発言 (国土交通委員会)

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○畑委員 ありがとうございました。しっかりお願いしたいと思います。
 特に、災害が発生した場合には、関係機関がいかに迅速な連携をとって的確な初動態勢をとれるかということが一番ポイントになると思います。私も実は建設省出身で、近畿地方建設局の道路部の課長のときに阪神・淡路大震災が起きまして、復興に携わりました。そのことから言いますが、本当に、情報がなかなかとれない中でいかに早く情報をとって連携をとるかということだと思いますので、関係機関が、お見合いをして動きがとれないとか、あるいは十分な連携がとれずにばらばらになってしまうということがないように、ぜひともよろしくお願いしたいと思います。
 そして、今お聞きしたのは、実は、基礎調査というのは現行法二十六条で予算補助の規定がございまして、三分の一補助だと伺っておりますが、緊急調査の場合にはこの予算補助の規定がない、法制上、ちょっと均衡を失しているなという思いも個人的にはあるんです。ただ、これは、緊急調査の場合には対策工事を伴うことが通例である、だからこの対策工事の中でしっかり補助していくんだということだと思います。であれば、そういう問題意識もありますので、しっかりそれに連動した対策工事の支援をお願いしたいと思っております。
 それからもう一つ、これまた意見でございますが、災害対策に関係して、道路整備という観点で思いを申し上げたいと思います。
 災害が起こったときには代替路がしっかり確保されていなければならない、これは当然のことであります。そして、今回の奄美で、五十八号、基幹的な国道がありまして、これが寸断された。幸い、道路については旧道も含めて代替路がとれたというふうに伺っております。ただ、北部の方の県道は、やはり寸断された部分、代替路がなくて海上輸送で物資を運んでいるということも伺いました。
 阪神・淡路大震災のときには、六甲の山並みが海に迫っております。そこに東西の交通の要衝が通っている。これが壊滅したときに、東西の物流は、例えば、中国地方から関東地方には日本海の方の国道を回した、あるいは中国自動車道を使ったとか、あるいは大阪から復旧復興物資を神戸に揚げたということもありました。交通の重層構造があって助かったわけでございます。
 そういう観点から考えますと、例えば、これは私の地元になりまして恐縮ですが、三陸の方、山が海まで迫っておりまして、海沿いに国道四十五号が一本あるだけでございます。そして、去る二月二十八日にはチリ地震に伴う津波が到来した。結果的に被害はそれほどなかったんですが、このときに六、七時間四十五号が通行どめになりまして、この中で車へ閉じ込められた方もおったわけです。不幸中の幸いだったことは、救急車の出動がなくて、あるいはここを寸断された中で急いで病院に運ぶという事態がなかったというので、一本だけだったけれども結果的には助かったなということであります。
 でありますから、先般、BバイCの議論もありました、試行もされていると伺いましたけれども、社会資本整備は、まさに災害の観点、こういうことに対するリダンダンシーも含めた御判断が必要だと思うのと、そういった命の道というのはまさにそういうところにかかわってくるわけだと思います。
 そして、三陸縦貫あるいは八戸久慈自動車道でございますが、これは低い四十五号を補完するものとして高架構造、あるいは高いところにつくられる、そういう計画もされておりますので、今後、恐らくまたいろいろな国交委員会などの場でBバイCの議論もされると思いますが、こういう観点も含めて的確に反映されるようなシステムが必要で、そして試行を踏まえながらさらに洗練していくということが必要だなと思っております。この点も、問題提起でありますが、今後検討が深まりますよう御祈念と御期待を申し上げまして、意見というか私の思いをちょっと開陳させていただきました。
 時間が参りましたようなので、これで終わらせていただきます。ありがとうございました。

発言情報

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発言者: 畑浩治

speaker_id: 6247

日付: 2010-11-05

院: 衆議院

会議名: 国土交通委員会