菅直人の発言 (予算委員会)
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○菅内閣総理大臣 代表選の後、内閣と党を大きく改造いたしまして、そういうものを踏まえての本格的な国会ということになりまして、私の所信表明について城島委員の方から御質問いただきました。
まず、少しだけ時間をいただいて国民の皆さんに、この内閣がどういう内閣であるかということを一言申し上げさせていただこうと思います。
私は、九月の代表選で代表に再選され、党と内閣の人事を大きく変えました。その中で、これまで政務三役、つまり、大臣、副大臣、政務官になっていただいた皆さんのかなりの皆さんに党の役職についていただき、逆に、これまでは党の役職につかれていた皆さんの中でかなりの皆さんを政務三役になっていただきました。
そのことも含めて私は、これまで、ややもすれば党と内閣がコミュニケーション不足とかいろいろな面で不十分さがあったと思いますが、まさに一体的な体制ができた。本当の意味でも、議院内閣、つまりは、国会で多数を握った政権党が内閣全体に責任を持つ体制ができた。従来の自民党内閣の場合は、内閣は大臣以外は主に官僚、党の方でどちらかといえば政策調整をされていたわけですけれども、我々の内閣では、党と内閣が一体になってそういうことを実行できる体制ができた。
その意味で私は、この政権の本格的稼働が始まったということをぜひ国民の皆さんに御理解をいただきたいと思うんです。
その本格稼働の最初の所信表明として私が申し上げたのが、今、城島さんから御指摘をいただきましたように、目の前のことももちろん重要なんです、しかし同時に、この二十年間の日本の閉塞状況、経済においても社会保障においても財政においても、あるいは地方分権においても地方主権においても、さらには外交においても、そういう閉塞状態を生み出してきた、これまでのやるべき課題を先送りしてきた二十年間に対して、思い切ってここは、だれの責任であったかということをお互いに問い合うのではなくて、ある意味では与野党を超えてその問題に取り組もうではないかということを、私、本会議で所信表明で申し上げました。
代表質問をいろいろな党からいただきましたけれども、真正面から、この私が提起した五課題について、いやこれはおかしいとか、いやいいとか、もっとこうしろとか、そういう議論は残念ながら十分にいただいておりません。
そういった意味では、この予算委員会でぜひ野党の皆さんにも、この問題提起が間違っていると言うんだったらば、この二十年間の低迷そのままでこれから先行っていいのか、そうでないならば、少なくともその問題に真正面から論争の場に参加をしてもらいたい、このように私は思っております。
その中で、最初の話で申し上げますと、私が申し上げた五項目、第一は経済成長、まさに二十年間経済成長がとまっております。第二は財政健全化、そして少子高齢化のその中で社会保障、この三つの課題を、好循環になるような仕組みで一体的に改革を進めていく。さらには、地方主権の国づくりに変えていく。そして、国民が主体的にかかわる外交というものをやっていく。私は、この五項目が私の考えた中ではこれまでの二十年間の低迷から脱却する大きな政策課題だと、こう認識して問題提起をさせていただきました。
そういった意味では、もちろん与党の皆さんとも一緒に進めていきたいと思いますが、野党の皆さんにも、批判は批判で大いにやっていただいて結構でありますから、ぜひこういう大きな課題についての議論を心からお願いをしておきたい、このように申し上げておきたいと思います。
よろしくお願いします。