菅直人の発言 (予算委員会)
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○内閣総理大臣(菅直人君) APECというのは、このアジア太平洋地域の二十一の国と地域が参加をする協議体でありまして、まさに今、この世界全体の中で最も経済成長が勢いのあるところであります。まさに世界の経済を引っ張っていると言っても決して言い過ぎではありません。その中で行われたAPECでありまして、まず、その存在そのものの意味が従来よりもずっと大きな意味を持っている。GDPで約五割、人口で四割にも達しております。
さらに、今御指摘のありましたように、元々APECの中では、二〇一〇年にいわゆる先進国・地域がどこまで経済の、貿易の自由化ができるかという一つのチェックポイントの年になっておりました。今回のAPECでは、顕著にそうした方向が進んだということをお互いに確認し合って、そしてこれから先の経済連携に向かって方向性を出していこうと、それが今回決めた横浜ビジョンであります。
その中では、FTAAP、つまりAPEC加盟国がいろいろな道筋の中で一層の自由貿易を実現して、そして世界を引っ張っている今の成長をより確かに継続していくと、こういう方向性を取りまとめたところであります。その中でも、特に長期的かつ包括的な成長戦略を取りまとめた、このことは大変大きい意味を持ったと思います。
そういった意味で、私は、来年はアメリカが議長国でありまして、ハワイ・ホノルルで開かれます。まさにアメリカが、どなたかの表現を借りれば、大西洋中心の活動から太平洋中心に重点を移していると言われる中で、このAPECの持つ意味、もちろん一方では中国とかASEANとか多くのアジアの成長を含めますと、この今回のAPECはまさに歴史の一ページを飾るそうした結果を生み出したと、このように私は確信をいたしております。