菅直人の発言 (財務金融委員会)
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○菅内閣総理大臣 今、お話を聞きながら当時のことを思い出しておりました。
二〇〇九年の衆議院選挙の前にイギリスに少し視察に行った折に、イギリスの予算制度の中で幾つか私の印象に残ったものがありました。例えば、予算を編成するに当たって、財務大臣はもちろんですが、必ずしもたくさんの予算を使わない幾つかの省の大臣が担当して、いわば閣僚委員会をつくって、そして予算の骨格の編成に当たるといったようなこと、あるいは複数年度にわたる予算が編成されているといったような問題など、イギリスの制度を見ておりまして、政権交代になったときに私が国家戦略室担当になりましたので、今御指摘のありました予算編成のあり方に関する検討会を早速設けたところであります。
そして、その中で進めたのは、まさに政治主導によって縦割り行政の弊害を排して、行政の根幹である予算編成のあり方そのものを変えていくことを意図いたしました。
具体的には、国家戦略室を中心にまず予算編成の基本方針を策定し、閣僚委員会で大局的な方針を示して縦割りを排除するなど、トップダウン型の予算編成。また第二は、複数年度を視野に入れた中期財政フレームの策定。第三には、事業仕分けに代表されるような予算編成、執行過程の抜本的な透明化、可視化などの改革案であります。これらを二十一年十月に閣議決定いたしました。
こうした改革は、私が、国家戦略担当大臣、そしてその後、財務大臣、そして総理という形にポストがかわりましたけれども、これまで取り組んでまいりまして一歩一歩実現させてきたものである、このように認識いたしております。