原正夫の発言 (総務委員会)
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○原正夫君 郡山市長の原正夫でございます。
総務委員会の皆様には、本日、大変お忙しいところ、大勢でお越しをいただきましてありがとうございます。そしてまた、この郡山で開催していただいたこと、委員長さん初め御礼を申し上げたいというふうに思います。
私から申し上げるまでもなく、福島県というのは非常に広い面積を持った県土であります。天気予報では、浜通り、中通り、会津地方という形で天気予報がされますが、今回の大震災も、全くこのとおりに状況が違います。今まで四町長さんからそれぞれの状況をお話しされましたが、ほとんどがいわゆる警戒地域とか、地域指定を受けている町長さんでございます。
郡山市はちょうど福島県の真ん中で、地域指定も受けておりませんし、また、会津美里の町長さんのところと違った形の地域でもあります。しかしながら、大きな被害を受けました。後で被害の状況をちょっと報告させていただきますけれども、津波被害と大震災の被害のいわゆるテレビの画像では、余り郡山は画像になりません。ですから、郡山に来られて、こんなに大きな被害があったんですかという感想を多く聞きます。被害の一部でありますけれども、今回の東日本大震災と東京電力の福島第一原子力発電所の事故によりまして、直接的、間接的にいろいろな被害をもたらしております。
このような中で、相双地区などから郡山市へ避難されました方々は、七月二十三日現在で、一次避難者がビッグパレットふくしまほか四カ所の施設に四百七名、うち九十一名が、本市の施設であります青少年会館に避難をされております。そして、二次避難者が三百六十八人で、旅館やホテルなどへ避難をしております。今、約八百名の方々が避難されるというふうな状況でございます。
そういう中で、郡山市におきましては、避難所や仮設住宅から排出されますごみは市民の皆さんと同じように収集及び処理を行っており、その費用負担につきましては避難元の自治体と協議をしているところであります。
そして、小中学校生への対応でありますけれども、現在、約五百名の児童生徒が本市に転校してきております。そういう中での就学支援を実施しておりますが、就学に当たりましては、就学の希望にできるだけこたえられるように受け入れております。川内村さんは単独で学級を編制したいという希望がありましたので、小学校の空き教室を利用して、単独での学級編制に提供しております。
仮設住宅につきましては、住宅用地として市内三カ所の市有地約二万坪を提供して、五百戸の仮設住宅が完成をし、今後六十戸が建設される予定となっております。
また、安積行政センターの一室を富岡町教育委員会に提供させていただいております。そして、きょう富岡の町長さんもお見えになっておりますが、先日、富岡町役場の仮庁舎建設用地として、市有地の約九百七十坪の土地の提供を決定したところでございます。
本市が避難所として提供している青少年会館では、避難者の方々を対象に各種の生涯学習講座を開催するほか、一部の公共施設においても、新たな基準を設けまして使用料の減免措置を行っております。
課題でありますけれども、本市を含めまして、受け入れ先の自治体ごとに行政サービスの量、質が異なっておりますので、国におきましては、避難を余儀なくされている方々に対する行政サービスに格差が生じないよう、我々受け入れ自治体に対して、統一した行政サービスの指針や財政的な支援が必要ではないかというふうに考えております。
また、避難されてきた方々には迅速かつ確実な情報提供が重要でありますので、住民が求める情報を的確に提供できるように、国による各市町村間のネットワークの構築など情報提供体制の整備が必要であると考えております。
そして、国を代表する、政治の中枢を占めておられる総務委員会の皆様でありますので、ぜひお願いしたいことは、省庁の縦割りの政策の中で、それぞれ違う状況が数多くあるということであります。いわゆる助成に対する最低限度額なんかも省庁によって違います。
今回の大震災、そしてまた原子力災害というのは、世界で初めての状況だというふうに私は思っております。スリーマイルとかチェルノブイリ、広島、長崎をいろいろ引き合いに出されますけれども、参考にはなりますけれども、私は全く違う状況だと思っています。ですから、この福島における震災、いわゆる地震災害と津波災害と原子力災害と風評災害、この四つの大きな災害を、やはり私は国として、初めての経験だというとらえ方の中で、ぜひいろいろな政策、法律をつくっていただきたいというふうに思っております。
昨日、フランスの公共放送、テレビ局なんですが、学校の表土除去の取材に来られました。彼らが一番関心を持っているのは、除染するのにどのぐらいかかりますか、除染することによって、環境への影響がもとに戻るまでにどのぐらいかかりますかと、それに関心を持って取材をされました。ちょうど今、学校の校庭で表土除去をして、校庭の一角に仮置きで山積みしている土を、校庭のまた別な一部に穴を掘って、そこに埋める作業をしているところを取材してもらっていったんですが、やはり世界的にもこの状況は非常に関心を持たれています。
ですから、特に国会議員の先生方にお願いをいたしたいのは、先ほど申し上げましたように、東京電力の福島第一原子力発電所の事故は、被災を受けられました市町村の機能のみならず、さまざまな分野において大きな影響を及ぼしております。きょうは環境省の審議官が郡山市においでになりまして、またいろいろな現地の状況を調査していかれるということで、あいさつだけして私はこちらの方に駆けつけさせていただきましたけれども、現地の状況をこれから二班に分かれて見ていただくという予定でありますので、ぜひ現地をよく見ていただいて、これからの除染活動、そして子供たちの健康管理、そういうものにしっかり取り組みをしていただければありがたいというふうに思います。
これはちょっと、きょうの議題と外れるかもしれませんけれども、私は、先ほど申し上げましたように、世界で初めてのケースでありますので、やはり世界に働きかけを日本からしていただいて、この県中地区に医療機関を含めた研究施設を、ぜひ世界的な英知を集めて、こういうことを二度と繰り返さないような方策と、そして将来のエネルギーに対する研究も含めて、そういう施設をぜひ福島県の県中地区に建設していただきたいということをお願いしたいと思います。
以上であります。