菅直人の発言 (予算委員会)

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○菅内閣総理大臣 最初のことで、同じことを余り繰り返したくはありませんが、少なくとも記者に聞かれた段階では、スタンダード・アンド・プアーズの格付が下がったというその事実を私がまだ聞いていなかったという意味で申し上げたということだけは、しっかりと改めて申し上げておきたいと思います。
 その上で、この格付が下がったことについて、その原因なり理由なりをどう考えるかということであります。
 一つ前提として、このスタンダード・アンド・プアーズという格付会社は、民間の格付会社であることはもちろん御承知のとおりでありまして、それぞれ会社ごとに格付をしている。それはそれとして、ビジネス界なりいろいろな社会ではある程度の意味を持っていることはよく承知をしておりますけれども、必ずしもそのことをもって、私の立場で、それはこういう理由だろう、ああいう理由だろうと言うことが果たして適切なのか。私の発言は、いや応なくマーケットにおいても大変反映をされます。
 例えば、一つの例でありますけれども、スタンダード・アンド・プアーズがかつて大変高い評価をしていたデリバティブ関係の証券が、その後事実上破綻した例も、決してこれは遠い昔のことではなくて、あるわけでありまして、そういう点では、こういった民間の格付は、ある意味での参考にすることはあって結構ですけれども、少なくとも、それに対して、今、私の総理大臣という立場でこうだああだと言うことは控えるのが本来の姿であろう、私はこのように考えております。

発言情報

speech_id: 117705261X00320110201_026

発言者: 菅直人

speaker_id: 33543

日付: 2011-02-01

院: 衆議院

会議名: 予算委員会