菅直人の発言 (予算委員会)
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○菅内閣総理大臣 大変温かい言葉をかけていただいて、ありがとうございます。
私が昨年の六月に鳩山内閣を引き継いで政権の責任者となって八カ月がたとうといたしております。私は、この中で、まず緊急にやらなければならないこと、そして、国民の約束として進めなければいけないこと、さらには、これから先のことを見通してやらなければいけないこと、この三つのことをやってきたつもりであります。
緊急にやらなければならないことは、一昨年の政権交代のときに、リーマン・ショックの直後でありまして、大変厳しい経済情勢でありました。そこで、鳩山内閣、私の内閣と引き続き、経済対策を次々と打ってまいりました。私になりましてからは、九月には予備費を使ったステップワン、そして十月には補正予算、そして今回、来年度の予算を皆さんに審議をお願いしております。(発言する者あり)
今、やじで、全然よくなっていないという声がありましたけれども、この数字を見ていただければ、結果ははっきりしていると思います。二〇〇九年の実質経済成長がマイナス六・三であったのに対して、二〇一〇年の実質経済成長はプラス三・九であります。また、失業率が五・三であった二〇〇九年に比べて、五%を切って四・九%まで失業率も低下をしました。これは客観的な数字です。それに加えて、デフレの一つの指標となっている消費者物価指数も、二〇〇九年のマイナス二・二から、やっと〇・〇、つまり、デフレ脱却の兆しが見えてきたところまで来たわけであります。
そういった意味では、今御審議をいただいているこのステップスリーの予算を成立させ実行させることで、いよいよ本格的な経済成長の道筋に乗せることができる、まさに胸突き八丁のところに今あると私は思っています。そういった意味で、これは与野党を超えて、まさに国民の皆さんのために、この予算を成立させ、執行させていただきたい。そうすれば、必ずやそうした経済成長の道に戻すことができると思っています。
それに加えて申し上げれば、この二十年間、残念ながら進んでいない社会保障と税の一体改革についても、六月までに成案を必ず出しますから、これについても与野党含めて議論をして、これも政局の問題ではなくて、国民生活という長期的な観点からぜひ実行してまいりたい、このような決意で臨んでいきたいと考えております。