南部靖之の発言 (国民生活・経済・社会保障に関する調査会)
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○参考人(南部靖之君) まず、学校教育、教育の問題なんですけれども、やはり一番の問題は価値観の多様性を教えるべきではないかなと。僕の母親がいつも僕に言っていたのは、算数百点取るのも、百メーターで一番になるのも、絵がうまいのも同じ才能だよと。算数百点取るのと百メーターで一番になるのと同じ才能と、これは僕に非常に勇気を与えてくれました。だから、そういう評価点という物差しの、一つしかない物差しを二つ三つつくっていく教育がまず必要ではないかなと。
二つ目に、若者に勇気を与えるというそういう仕組みで、もう一つ、今申し上げたのが、価値観の多様性をお話し申し上げたんですけれども、やはり背中をぽんと押してあげるために制度、仕組み、会社の雇用の制度、仕組み、もっと言えば就業規則をもう少し変えるべきではないかなと。
パソナの場合は、午前中だけの社員、午後から働ける社員と、四分の三だけ働いた場合の社員と、こういう社員制度をつくっています。例えば、今就職がなかなか難しい方々へ対して、去年は千四百人の人たちをフレッシュキャリア社員としてパソナが募集しました。三月末に卒業して四月一日にパソナに籍を置くと。そして、一日でも働いた者をパソナの社員とするという意味で、福利厚生施設から教育から健康管理から全部したわけです。そして、その後、パソナから転職をさせる仕組みをつくりました。そして、千四百名のうち千二、三百人ぐらいがパソナからの転職がうまくいきました。今年はそれを、半農半芸と先ほどちょっと申し上げたんですけれども、農業をやりながらパソナの社員として期限を決めて、そして昼からは自分の好きな音楽を生かしてくださいという社員を今二百人募集しました。そして、ちょうど先々週、五十名の人が今淡路島で頑張っています。
そういう仕組みで、企業としては、職業訓練の中における問題あるいは学校教育の中の問題よりも、いかにしてそういう働き方をつくっていくかということによって僕は元気よく働けるような、そういう社員づくりを今やっています。