玄葉光一郎の発言 (内閣委員会)
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○国務大臣(玄葉光一郎君) 国家戦略担当大臣、「新しい公共」、科学技術政策を担当する内閣府特命担当大臣及び宇宙開発担当大臣として、所信の一端を申し述べます。
国家戦略室は、国の重要政策の司令塔として、税財政の骨格、経済運営の基本方針、その他総理大臣が特に命じた内閣の重要政策に関する基本的な方針の企画及び立案並びに総合調整の機能を担うこととされております。
新成長戦略について、新成長戦略実現会議を司令塔として、官民学労の知見を取り入れ、政治主導でその着実な実現を図ってまいります。また、高いレベルの包括的経済連携の推進に取り組むとともに、食と農林漁業の再生について関係大臣と協力し、基本方針及び行動計画の取りまとめに向けた総合調整を行うほか、地球温暖化対策にかかわる総合調整に関する事務等を担当いたします。さらに、財政運営戦略に基づく財政健全化について、引き続き一歩ずつ目標の達成を目指してまいります。
また、国家戦略室は、総理大臣直属のスタッフとして、総理大臣が政治家として判断するために必要となる内外情報の収集、調査、分析などを行い、個々の府省と異なる視点での総理大臣への提言も行ってまいります。
この二つの機能を十全に発揮させ、内閣一丸となっての政治主導による課題解決に尽力してまいります。
官だけでなく、市民、NPO、企業等が身近な分野において共助の精神で活動する新しい公共の取組は極めて重要です。私の言葉で申し上げれば、活私豊公を推進することであり、大胆な制度改革や仕組みの見直し等を通じ、これまで官が独占してきた領域を公に開くことを目指します。
国民一人一人の寄附により、新しい公共の担い手の活動を支援していく環境を整備するため、寄附税制の見直しを通じて我が国の寄附文化の発展を促すことが重要であると考えます。このため、認定NPO法人など新しい公共の担い手に寄附した場合、これを税額控除の対象とする画期的な制度を導入するとともに、控除対象となる認定NPO法人の要件の見直しを実現するため、全力で取り組んでまいります。
また、新しい公共の取組を広げていくため、新しい公共と行政の関係の在り方や、新しい公共の担い手の活動基盤の整備などの課題について積極的に検討を進めてまいります。
科学技術政策については、新成長戦略も踏まえ、グリーンイノベーション及びライフイノベーションに資する研究開発の強化、基礎研究の推進、若手等優れた人材の育成、研究環境の改善等に取り組むとともに、科学技術予算の拡充とその質を高めるための改革を引き続き進めてまいります。
そのため、平成二十三年度以降五年間の基本方針を示す第四期科学技術基本計画について、国民の科学技術に対する高い期待にこたえ得る実効性のある計画の策定及び推進に努めてまいります。これらの政策推進体制の強化のため、総合科学技術会議の科学・技術・イノベーション戦略本部(仮称)への発展的改組に向けた検討を進めます。
原子力の研究開発及び利用は、エネルギーの安定供給の確保、地球温暖化対策に貢献し得るものであり、安全の確保を大前提に、原子力発電、核燃料サイクル等を着実に推進してまいります。
宇宙政策については、我が国の国家戦略として位置付け、宇宙開発戦略本部を中心に政府一体となり宇宙開発利用を総合的、計画的に推進してまいります。具体的には、準天頂衛星の整備方針の検討を含めた宇宙開発利用の戦略的推進のための施策の重点化及び推進方策の検討、宇宙開発利用推進体制の検討などに政府一丸となって取り組んでまいります。
また、知的財産戦略については、新成長戦略と連動しつつ、知的財産推進計画二〇一〇に基づき、我が国の国際競争力強化に向けた取組を進めてまいります。特に国際標準化及びクール・ジャパン推進については、三月にアクションプランを取りまとめ、さらに五、六月には知的財産推進計画二〇一一を策定し、政府一体となって推進してまいります。
さらに、国民生活のあらゆる場面における情報通信技術の利活用の促進により、政府、自治体の抜本的改革や行政サービスの向上、地域医療サービスの向上や地域の活性化、成長基盤の強化や低炭素社会の実現等に向けて、新たな情報通信技術戦略を着実に推進してまいります。
中国における遺棄化学兵器処理については、引き続き事業を推進してまいります。
松井委員長を始め、理事、委員各位の御理解と御協力をよろしくお願い申し上げます。