野田毅の発言 (社会保障と税の一体改革に関する特別委員会)

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○野田(毅)委員 今ずっと聞いていると、私は海部内閣のときのことを思い起こすんですよ。あのときは消費税ではないんですけれども、いわゆる政治改革法案です。これにやはり一生懸命だったんですよ。だけれども、国民はやれという中で、実は政党の方が反対したんだ、内輪で。そして、とうとう委員会で通らなかった。そのときに重大な決意をされた。だけれども、解散して国会議員の首を切るんじゃなくて、自分で自分の首を切っちゃったんだ。そういうことがあるんですね。
 今回は、政治改革とはちょっとテーマは違う。だけれども、もっと重いと思う。政治改革の方は、国民からすればそんな切実な話じゃないもの。今度の場合はもっと切実だ、みんな選挙を抱えているから。だから、党内の反対も相当きついですよ。
 来週、これからやるわけですから、私は、よほどのことがないと、どっちの首を切っちゃうかわからなくなっちゃうことだってなくはないという海部内閣のことを思い起こすんですよ。
 これはそんな軽い話じゃないと僕は思うんです。うまくいかなかったときに、採決しなきゃ参議院に送れないんですよ。大体、野党が参議院で数が多いからどうの、そんな話は遠い先の話だ。まず衆議院を通過できるかどうかという、今その一点に集中しなきゃならぬときに、何を参議院の話を言っているんですか。そうでしょう。民主党の中が真っ二つになっていて通ると思いますか。そんな数合わせできますか。私は、政治生命というのはそんな軽いものじゃないと思うんですよ。
 一人でしゃべってはいけませんが、大事なところなので、あえてお伺いします。
 党内が賛否真っ二つになったままでも、採決しなきゃ通らぬのですよ。採決するだけの腹はありますか。最初からなかったら、どうにもならぬじゃないですか。
 だから、何か知らぬけれども、年内いっぱい延長しようなんて話があるじゃない。それは、採決したくないからそういう話になっているんだもの。誰が考えたって、輿石さんは消費税引き上げに一緒になって政治生命をかけるという立場にないですよ。党を割らないことが最優先だ。あとは、どうやって野田総理の顔を立てようかねぐらいの話だ。そういう局面の中に現にあるわけで、みんな国民はそれを見ているんです。
 ですから、政策論、先ほど来、我が党の政調会長からもお話がありましたが、少しフライングぎみだな、少し甘い球を投げたのかねと。ひょっとして、それに余り期待されていくと、そうでもない、ハードルはむしろ御党の中にあるんじゃないですか。だから、我が党も、もちろん足を引っ張るつもりは全くないですよ、我々はむしろやってもらいたいと思っているんだ。そのために、自分でやってほしい。
 六十六人が反対なら衆議院は通らない、民主党の中の造反が。何人になるかは知りませんけれども。だから、こういう状況では、やはり幹事長が政局の鍵を握っているというのはみんなわかっているわけですよ。だから、みんな何か閉塞状況に陥っているのは、ここに全ての原因があるんですよ。(パネルを示す)だから、このハードル、この二つ目の党内政局が全てだ。だから、与党対野党じゃない、衆議院対参議院でもないんだよ。まさに、民主党内の、ここの一番肝心かなめのところがわからないんだ。
 だから、僕はあえて言いますよ。去年のうちから言っていたじゃないの。そうでしょう、岡田さん。総理の周辺にも随分言ったじゃないの。こんなことはわかっているんだから、何でもっと早くから、何遍でも、小沢さんと何でさしで話をしないんだよと。何で今ごろまで先送りしてきているんですか。こんな状況だったら、悪いが、本当に政治生命をかけているかどうか、僕らにはわからないんだよ。
 この点についてもう一遍、総理自身が、ちょっとたくさん言ったので何を答えていいか迷うかもしれぬが、端的に、党内がまとまらなくても、二分されていても採決をするという腹はあるのかないのか。

発言情報

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発言者: 野田毅

speaker_id: 14178

日付: 2012-05-23

院: 衆議院

会議名: 社会保障と税の一体改革に関する特別委員会