古川元久の発言 (内閣委員会)

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○古川国務大臣 国家戦略担当大臣及び経済財政政策を担当する内閣府特命担当大臣として、所信の一端を申し述べます。
 国家戦略室においては、成長力の強化や分厚い中間層の復活に向けて、イノベーションを軸として、日本再生の基本戦略の具体化等を進め、国家戦略会議において本年半ばごろを目途に日本再生戦略を策定してまいります。また、希望と誇りある日本を取り戻すため、切り開いていくべき新たなフロンティアを提示し、我が国が中長期的に目指すべき方向性を野田内閣の国家ビジョンとして取りまとめてまいります。あわせて、経済成長と財政健全化の両立を図る観点から、財政運営戦略に定められた道筋に従って財政健全化を進めていくため、まずは二〇一五年度における基礎的財政収支の半減目標の達成に向けて取り組んでまいります。
 また、革新的エネルギー・環境戦略の策定、経済連携の戦略的な推進、食と農林漁業の再生のための総合調整に取り組んでまいります。
 次に、経済財政政策について申し述べます。
 我が国の景気は、大震災の影響により依然として厳しい状況にあるものの、緩やかに持ち直しています。しかし、欧州政府債務危機の影響や原油価格の上昇など、我が国経済を取り巻く環境は厳しく、警戒感を持って注視し、対応していくことが必要です。
 政府は、大震災からの復興及び景気の下振れ回避に万全を期すとともに、デフレ脱却に断固として取り組んでまいります。このため、円高への総合的対応策及び平成二十三年度第三次、第四次補正予算を迅速かつ着実に実行します。デフレ脱却に向けて、日本銀行に対しては、政府との緊密な情報交換、連携のもと、適切かつ果断な金融政策運営を期待します。
 中長期的には、経済成長と財政健全化の両立を実現してまいります。当面、復興需要が見込まれる中で、今後、イノベーションを中核としつつ、民需主導の持続的な経済成長への円滑な移行を図り、二〇一一年度から二〇二〇年度までの平均で名目成長率三%程度、実質成長率二%程度を政策努力の目標として取り組んでまいります。また、財政健全化に向け、社会保障・税一体改革大綱に基づき、着実に一体改革に取り組んでまいります。さらに、政策の客観性、透明性を高めるため、経済財政に関する分析や中長期の試算をお示ししてまいります。
 社会保障・税番号制度については、より公平な社会保障制度の基盤となるものであり、その確実な実現に向けて、今国会に番号制度の導入に必要な法案、いわゆるマイナンバー法案及びその関連法案を提出したところであり、その成立に向け努力してまいります。
 中国における遺棄化学兵器処理については、引き続き事業を推進してまいります。
 また、内閣府に我が国宇宙政策の司令塔機能と準天頂衛星システムの開発、整備、運用等の施策実施機能を担当する体制の整備、独立行政法人宇宙航空研究開発機構のあり方等についての見直し等の所要の措置を講ずるとともに、各省の副大臣及び大臣政務官を内閣府の副大臣及び大臣政務官に兼職できるようにする内閣府設置法等の一部を改正する法律案を提出しております。
 荒井委員長を初め、理事、委員各位の御理解と御協力をよろしくお願い申し上げます。(拍手)

発言情報

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発言者: 古川元久

speaker_id: 31953

日付: 2012-03-02

院: 衆議院

会議名: 内閣委員会