枝野幸男の発言 (予算委員会)

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○枝野国務大臣 御指摘のとおり、中小企業は日本の雇用を支えています。それから、特に地方の地域経済を支える柱になっております。
 そうした現状自体が大変重要であるのに加えて、御指摘のとおり、今の日本を引っ張っている大企業の多くが六十年前は中小企業であった。特に、この二十年ほど、日本経済が正直言って閉塞状態にある、世界経済が大きく変化をしているという中では、既存の大企業が過去の成功体験を引きずる中で時代の変化に対応してうまくやっていく、もちろんこれもやっていただかなきゃいけないんですが、それ以上に、むしろ過去の成功体験に縛られない、今は小さな企業が時代の変化にしっかり対応して大きな活力を発揮していただく、このことがないと、この閉塞状況は打破できないというふうに思っております。
 そうした中で、残念ながら、これまで、どちらかといえば中小企業政策は、一つには、中小企業にはさまざまな類型がある、業種、業態も違うし、規模も中小企業といっても全然大きく違うし、しかし、どうしても一律の中小企業政策という傾向が強かった。それからもう一つは、とにかく、弱いところだから何とか下支えしましょう、こういう政策がどうしても多かった。ただ、これではなかなか今の時代状況に対応できない。特に、創業や転業、海外展開という形で今の中小企業が活力を持っていただく、このことのためにはよりきめの細かい政策が必要だろうということで、これは近藤議員にも御協力いただいて、“ちいさな企業”未来会議を設置して、これまでどちらかというと各種団体や地方自治体などを通じて伺っていた中小企業の声を、できるだけ生の声を直接伺う、こういう議論を積み重ねてきました。
 その結果として、たくさんあるんですが、主なことを申し上げますと、実践的な知識サポートが必要だろう。意欲はある、それからベースになる技術とか何かはあるけれども、経営についてとか海外展開とか、いろいろな知識が不十分である、こういうことをサポートしていくことを充実させていくとか、それから、さまざまなタイプに応じた支援策を、きめ細かくいろいろなバリエーションをつくっていこう。それから、まさに海外展開ということでは、特に中小零細企業においては、ここについてはなかなか情報がとれないということで、特に海外展開のさらなる支援が必要だろう、こういったことを取りまとめてきているところでございます。
 そして、これはまさに日本再生に向けた大きな骨太の柱になるべきものであるということで、国家戦略会議の中でも説明を申し上げてきているところでございまして、昨日示された原案でも、成長力強化に向けた柱の一つと位置づけられました。
 もちろん、さまざまな、グリーンとかそういった分野も大事でありますが、中小企業というのをさまざまな分野でしっかりと育てていく、応援をしていくということがこれからの日本の再生の鍵であるというふうに思っておりますので、引き続きの御支援をよろしくお願い申し上げます。

発言情報

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発言者: 枝野幸男

speaker_id: 10425

日付: 2012-07-12

院: 衆議院

会議名: 予算委員会