清水學の発言 (国際・地球環境・食糧問題に関する調査会)

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○参考人(清水學君) 御質問どうもありがとうございます。
 私の能力から見てお答えできるのはちょっと限定されておりますので、その点で御容赦願いたいんですが。
 メコン川の事例を挙げられまして、それで、国際河川におけるいわゆるトラブルというか、それをどういうような形で解決すべきかということについて、私は中央アジアの事例でちょっと簡単にお話しさせていただきたいと思いますけれども、中央アジアでも、一応各国の水資源省関係者が時々会ったり、あるいはウズベキスタンとタジキスタンの間で閣僚同士の意見交換とかあるいは合意とかというところまで行くのがあるんですが、ただ、現実問題としてなかなか効果を発揮しておりません。
 それで、まず、国際河川というものに対する考え方についての中央アジアの国々の間での共通の理解がまだできていない段階ではないかと思います。
 例えば、いわゆる資源賦存国にその資源の処理をする権利があるという論理を、例えば一時期タジキスタンがそれを出しまして、それで、下流国は、上流国から流れてくる水に対して水の料金を支払うべきであるということで問題を提起したことがあります。しかし、これは、国際関係から見たらそんなことはほとんどあり得ないということで、下流国が物すごく反発しているわけですが、そのレベルから実は始まっているというのが実情でございます。
 それで、中央アジア関係で水の問題について例えばシンポジウムか何かを主催やる場合、東京で来てやる場合とかあるんですが、その場合も、水問題そのものになりますと、中央アジア各国の代表が来て同じ場所で議論をするというのは、私の知る限り、事実上、国際会議というのはまだまだ可能ではありません。それで、例えば日本でウズベキスタンの代表の方が来たときに、条件としてほかの中央アジアの国の大使館の方は呼ばないでほしいというのが条件であったりということで、まだ対話の場所をこれからつくっていくという段階なんですね。
 それで、外から何ができるかということはちょっと私も分かりませんけれども、できるだけ客観的なデータを少しずつ積み重ねていくという、そういう面で、例えば、日本がどのくらい入れるか分かりませんけれども、そういうところで、そういう非常に地道なところで協力するというか、そういう段階ではないかなというふうに考えております。
 ちょっとお答えになっているかどうか分かりませんけれども、取りあえず現状についてコメントをさせていただきます。

発言情報

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発言者: 清水學

speaker_id: 27018

日付: 2012-02-22

院: 参議院

会議名: 国際・地球環境・食糧問題に関する調査会