小熊慎司の発言 (東日本大震災復興特別委員会)

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○小熊慎司君 いや、それは大臣、そのとおりですよ、本当。難しい問題ですから、これ市町村、県でそれは手に負える問題じゃないんですよ。まして責任は国なんですから。これは是非、今大臣言ったとおりのことをしっかりとやっていただきたいというふうに思います。
 次に、これ、福島の再生の場合はしっかりと、放射能との闘い、原発事故との闘いがあるんですが、いろんな問題、中間処理、貯蔵施設の問題もありますけれども、やっぱり広くこれから経済的にも復興していこうと、商売をしていこうというときには、例えば台湾なんかは輸入規制を外したんですけれども、二次産業の製品を外していないという、訳分からないんですね、これ政治的な判断もあるかもしれないですけれども。やっぱり、風評被害というものと闘っていかなきゃいけないということであれば、風評被害というのは、これ、福島県の体制だけではなくて全国民的な誤解を解いていく必要があるんですね。
 この質問通告したら、復興庁がせっかくワンストップと言ったのに、この質問は環境省だけで追い切れません、農水省もあります、経産省もありますと。まあ国会議員の質問ですから別にそこで右往左往するのはいいんですけれども、これ、被災者にとっても、いや、それは環境省ですよ、農水省ですよって、全然ワンストップじゃないんですよ。私のこのたった一つの質問でさえ混乱をして、うちの省じゃない。もう関係ない、もうそれは復興庁が受けて、院内で受けて、こっちで整理しますとやらない限り、これ、現場だってこのとおりなんですよ。本当がっかりしました。平野大臣、本当すばらしい大臣だと思いますけれども、これ、何のための復興庁だったのかなって、ワンストップというのはやっぱりそれは言葉だけだなというふうに思いましたよ。
 まあ質問に移りますけれども、そういう意味では、これ、風評被害なんてこんな形のない被害ですから、形のないというか、えたいの知れないものですから、これは全庁的に取り組まなきゃいけないんですから、自分の守備範囲のことをこんな役人に語ってもらいたくないですよ。関係ないですもの、我々からすれば、国民からすれば、被災者からすれば。現実はそれはありますよ、いろんなフィールドありますけれども、それを前面に言っちゃうというのは、だから役人の駄目なところなんですよね。まず受けて、あとはそのお役所の中で調整すればいいんです、そんなの。表に出すことないんですよ。
 この風評被害対策、中身に移っていきますけれども、質問に移りますけれども、この再生のためには、先ほど言ったように、真っ当な商売をしていくために、我々はハンデを背負っているわけです、福島県は、福島県であるがためにですよ。秋田杉、秋田で作られた杉でも、プレカットを会津でしたときに売れなくなっちゃったんです。秋田の杉ですよ。プレカットは会津でしたけれども売れない。何の科学的根拠もないですよね。さっき言ったように、本当は西日本の方が空間線量高いんですから、日本は元々。海外ももっと高い。なのに、福島というだけで何の根拠もなくそうなってしまっている。
 じゃ、これ、我々の努力だけじゃなくて、国民の放射線の知識をしっかり上げていくことが必要ですし、今、最近、私、地元の人たちとしゃべっているのは、徹底的に調査はしなきゃいけないんです、福島県のものは、安全を担保するために。しかし一方で、ふと考えると、ちょっと待てよと、北海道から沖縄まで、輸入されているものまで、何ベクレルあるのかなと。検出されずというふうになりますけれども、大臣御承知のとおり、福島県内は相当厳しい機械を使っているので、四十でも何でも出るようになっているんですけれども、ほかのところはまあまあ甘い機械だったり全量検査じゃありませんから。
 やっぱり私も地元でいろんな座談会のときに、ゼロに戻したいんだと言うんですよ、農家の人も。いや、ゼロなんてないんですよね、世の中、どこ行ったって。考えれば、それは、低放射能、放射線の低いものがいい悪いというのは専門家の中でもいろんな意見ありますけれども、取りあえず日本国内、あとほかの輸入品も含めて、本当にゼロから測れるものでやってみたら、あれ、意外といわきのトマトとイタリアのトマトと変わらなかった、逆にいわきのトマトの方が低いよということも出てきて初めて福島のものが安全だという証明になるんじゃないかということを今地元でちょっとしゃべっていて、福島県のものを徹底的に調査することもさりながら、さはさりながら、やっぱり全国的な、あとは輸入のものも含めて、その実態を把握していくことで本来のこの在り方が明らかになるんじゃないかという意味では、福島の再生のためには全国的な取組、放射線の知識を上げていく、国民的に上げていく。
 あとは、検査もしっかりと、今、福島県ほど厳しくやっているところないです。申し訳ないけど、他県においては、校庭の真ん中だけ線量測って、はい、オッケーなんてやっているぐらいですから。こんな状況では正しい比較になりませんから、こういう対策というのは、どうですか、福島の再生のために、大臣。

発言情報

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発言者: 小熊慎司

speaker_id: 18041

日付: 2012-03-29

院: 参議院

会議名: 東日本大震災復興特別委員会