野田佳彦の発言 (本会議)
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○内閣総理大臣(野田佳彦君) 民主党を代表しての中野寛成議員の御質問にお答えをしてまいります。
三十年を超える長い国会議員活動を踏まえての万感の思いを込めた御質問、ありがとうございました。
まず、オバマ米国大統領再選の受けとめについてのお尋ねがございました。
六日に行われた米国大統領選挙の結果、オバマ大統領が再選されたことを受け、早速私から、再選を心からお祝いする旨のメッセージをお送りさせていただきました。
日米同盟は我が国の外交、安全保障の基軸であり、東アジアの安全保障環境が厳しさを増す中、その重要性は増しています。
オバマ大統領との間では、安全保障、経済、文化・人的交流を中心に、幅広い分野で日米同盟の深化、発展を一層推進していくことで一致しております。その一環として、四月の私の訪米時には、日米共同声明を発表し、日米両国があらゆる能力を駆使しながら役割と責任を果たしていくことを確認しています。
引き続き、オバマ大統領との間で日米同盟を発展させていく考えであります。
また、中野議員御指摘のとおり、社会保障改革や財政健全化と経済成長の両立などの課題は両国に共通するものであり、これらの課題についても大統領と協力して取り組んでいく所存でございます。
続いて、世界が日本に求める役割についてのお尋ねがございました。
さまざまな国際会議への言及をいただきましたが、まさに今般、私は、ラオスで開催されたアジア欧州首脳会合に出席をし、アジア、欧州の首脳が一堂に会して経済財政問題など共通の関心事項について議論する中で、私から、これらの課題に対する日本の取り組みや貢献について紹介をいたしました。
かつて、海外からは、決めるべきことを決めないで先送りをすることが日本の政治の象徴であるとの批判も受けましたが、決めるときに決める政治を行い、国際社会の共通の課題に対して範を示すことが、日本に求められる役割であると考えます。
我が国がさきの国会で社会保障・税の一体改革関連法を成立させたことは、財政健全化と経済成長の両立という共通の課題を抱える国際社会に対する大きなメッセージになったものと確信をいたします。
また、さきの震災で得た知見や教訓を国際社会と共有し、先頭に立って、国際的な原子力安全の向上や自然災害に負けない強靱な社会の構築をともに目指すことも、日本に求められている貢献の一つです。
同時に、我が国は、震災に際して百六十以上の国・地域、四十以上の国際機関から支援をいただきましたが、その背景には、我が国のこれまでの国際的な取り組みに対する評価があるものと考えます。
今後とも、内向きになることなく、国際社会の平和と繁栄の維持強化に向けて、必要な貢献を続けてまいります。
残余の質問については、関係大臣から答弁をさせます。(拍手)
〔国務大臣城島光力君登壇〕