麻生太郎の発言 (財務金融委員会)

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○麻生国務大臣 一番時代が違ってきていることが二つぐらいあると思うんですが、一つは、二宮金次郎まで戻らなくて、ちょっと戦後でいきましても、昭和二十年この方六十八年たちますけれども、これまで日本は数々不況というのをやりましたけれども、いずれもインフレーションでの不況。今回は初めてデフレーションによる不況なんだと思っております。
 これは多分、世界じゅう、先進国でデフレーションによる不況をやった経験者は、少なくともこの六十、七十年間は一カ国もないと存じます。日本の場合はそこが今までの不況と全然違った対応で、我々もデフレを経験した経験者はいませんし、したがって、デフレ対策をやった経験者も、世界じゅう、一人もおりません。したがって、経験者がなければ歴史に学ぶ以外に方法がないということになるんだと存じますが、今回はそこに気がつくのにかなり長い時間がかかったんだと思います。
 株価は、一九八九年の十二月の末で三万八千九百十五円をつけたんですが、それが今、上がったとはいえ、一万二千、三千円。当時に比べれば三分の一以下、一時期七千幾らまで下がっておりましたので、四分の一、五分の一まで下がっておるほど、どんと。土地も同様にすさまじい勢いで、一五%ぐらいまで面積当たりで減ったと思いますけれども。
 それを脱却するのに、我々はいろいろやってみたんですけれども、なかなかうまくいかなく、これで歴史に学ぶということになると、一九三〇年代のあのデフレーションによる不況に対抗するためにやったのは、やはり日本銀行による金融の緩和、それと財政の出動、経済の成長と、三つ一緒に同時にやるという決断をするのが、今回の一番大事なところだったんだと思っています。それをやるにはやはり政治的な力も要りますので、その意味では、今回はそれが一緒にできるようになったということだと思います。
 結果として、今のところではありますけれども、何となく、どうにかなるんじゃないかなという気分だけで、今、株が急激に上がり、日銀との話もできましたものですから、円が安くなったり、いろいろな形をしておりますけれども、問題は三番目の成長というところだと思いますので、この成長にきちんとつなげていくためには実質経済がついてこないといかぬ、そこのところがこれからの最大の問題だと思っておりますので、この点につきましては、今後、さらに一層やっていかないかぬところだと思っております。

発言情報

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発言者: 麻生太郎

speaker_id: 17218

日付: 2013-03-15

院: 衆議院

会議名: 財務金融委員会