麻生太郎の発言 (財務金融委員会)

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○麻生国務大臣 デフレがどのような状況になって起きるかということに関しては、これはインフレと違って、余り正確な学問的なものは正直言って存在していません。ただ、物が余ってあれが少なくなるというような話で、金の値打ちが上がってとか、いろいろな表現がありますけれども、基本的にはわかっていないんですが。
 ただ、小池先生、現象面として我々のところで見えることは、これは二十三年前、一九八九年十二月の二十九日だったと思いますが、この日に東証の株価の終わり値は三万八千九百十五円だったんです。三万八千円ですよ。今、上がった、上がったと、一万二千円とか三千円とか言っている時代に、当時は三万八千円をつけておりました。それが翌日からどんと下がって、一番低いところで七千何百円まで下がるんですが、土地はまだ上がっておりまして、九〇年、九一年と上がっていたんですが、九二年からいきなり土地もどんと下がってということになって、バブルがはじけるということになったんだと存じます。
 バブルがはじけた結果何が起きたかといえば、基本的には、リチャード・クーの言葉をかりれば、バランスシート不況という状況に陥りまして、企業は、デフレーションになったものですから、幾ら売り上げても資金繰りがついていかない。なぜなら、自分の持っている動産も不動産も下がったものですから、全く資金繰りがつかない。会社用語でいえば債務超過になりましたものですから、企業は、利益の最大化というのをやめて債務の最小化を図るという方に大方針転換をして、十数年続いたんだと思います。
 銀行は金を貸すのをもってなりわいとしておりますが、それを誰も借りなくなって、みんながお金を返すという状況になりましたために、銀行は多大な返済金というようになったのが、結果として、土地をまた売るというような形で、物をどんどん下げていったというのが多分一番大きな理由で、債務超過による不況というのは今回一番大きな背景だった、多分歴史家はそう言うんだと思いますけれども、今の段階でそれがきちっと解明されているかといえば、私自身もそれまできちっと解明できているわけではありません。

発言情報

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発言者: 麻生太郎

speaker_id: 17218

日付: 2013-03-15

院: 衆議院

会議名: 財務金融委員会