野田毅の発言 (予算委員会)
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○野田(毅)委員 ありがとうございました。丁寧にお答えをいただきました。
今、劣化、老朽化ということに力点を置いて私も申し上げたんですが、この安倍内閣においても、自公両党においても、強靱化という言葉を使っております。この強靱化の中には、劣化対策、老朽化対策ということも含めて、まさに事前の防災をも含めて、あるいは、場合によっては地域の活性化をいかに引き出すかということを含めて、公共事業の有効性については、ぜひ先入観を持たないで真摯に対応していかなきゃいけない課題だと思いますので、当然のこととはいえ、念のために申し上げておきたいと思うんです。
そこで、さっきちょっと触れたんですが、公共事業が無駄かどうかという、なかなか難しいと思います。BバイCの計算の仕方がどうだとかということもあるだろうし、そして同時に、先ほど言及しましたが、計画をして事業認定する前までに時間がかかるんですね。周りの地権者の同意をもらわなきゃいけない。
そういう中で、私どもの耳に入っているのは、これは東北の方でも、相続人が随分数がふえてしまって判こをとるのが大変なんだと。特に、戦後、憲法改正と同時に民法も改正されて家督相続から均分相続になっちゃったものだから、今はすごく相続人の数がふえちゃって、国際結婚もふえていますから、とてもじゃないが、判こをとりになんかなかなか行けない。これをどうやってできるだけ早期に対応していくかというのは大変頭の痛い問題で、今、御努力をいただいていると聞いております。
これは何も東北だけの話じゃなくて、我々の地域の中で、例えば土地改良なんかも、やろうと思うとその地域の九割の判こをもらわなきゃいけないんです。その中には共有地がいっぱいある。そうすると、その共有地をどうするか。これは河川改修でもみんな絡んでくる。それで時間がたって、計画してから実施に入る前に三十年ぐらいかかる。これを何とかしないと、日本は、計画はしても計画倒れで、そのうち、そのあたりから人がいないということになってくる。これはやはり放置するわけにいかぬと思うんですよ。
事業認定してから、後は収用手続の話になります。今のは事業認定する前の話です。事業認定してから、収用をどうするかという話になってくる。今の時点では、土地収用法、なかなかできていないですね。極端に言うと、成田なんか、世界じゅうで日本だけですよ、一体何十年。昭和五十三年に成田空港は一部開港したんですよ、福田内閣で。それがまだ、あそこに地主さんがいますよね。本当に、これで平然としている日本人の神経というのはどこにあるんだと。中国みたいになれとは言いませんけれども、少しひど過ぎるんじゃないですか。
だから、本当にどんなに立派なナショナルプロジェクトでも、イデオロギッシュな方々からすれば、そういう国家的に大事なナショナルプロジェクトだからこそ反対したいという人たちもいるわけですよ。それにはまっちゃったら何もできない。韓国の仁川にしても中国のあれにしても、みんな日本を素通りになって、かなめはみんな大陸に移ってきている。これを、一生懸命、成長戦略、グローバル戦略と言っているんだけれども、この部分のスピードアップができなければ動けない。
そういう点で、私は先ほど少し、的を絞った言い方はしていませんが、収用手続のあり方などについては法務省も関係すると思いますし、国交省も関係すると思いますし、成長戦略でいえば、甘利大臣、稲田大臣、みんな各省関係するんですが、日本の事柄を早くスピードアップさせるということが成長戦略であり、それこそが改革なんだろうということを思うと、ぜひここは、総理、きょうは急なことなんですが、そういう問題意識をお持ちいただいて、総理が一遍本部長に座るぐらいの気持ちでこの辺を統合して推進するような、そんな思いを持っていただければいいんですけれども、いかがでしょうか。