水落敏栄の発言 (国際・地球環境・食糧問題に関する調査会)
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○水落敏栄君 自由民主党の水落と申します。
今日は三人の先生方、貴重なお話ありがとうございました。
実は昨年の二月に、ODAの派遣でアフリカのザンビアに参りました。首都ルサカ市の未計画居住区、スラム街ですけれども、この居住区の環境あるいは衛生改善のために安定した水量、水質を提供する、こうした目的で我が国が行った給水事業のプロジェクト、これを視察したわけです。
ちょっとそれますけれども、これ、二〇〇四年に始まって二年間掛かったんですが、当時三万三千人が住んでいた居住区で、水は、簡易な井戸を掘って、浅い井戸を掘って、そして水が湧いてくる、それをろ過をしないでもう澄んだ上澄みだけを飲んだりしていたために、コレラ等の感染症が蔓延して乳幼児の死亡率が物すごく高かったんですけれども。この居住区に、三キロぐらい離れたところから、水源から水を引いて給水塔を造って、その居住区に五十五か所水栓を設置するわけですね。きれいな水が飲めるようになった、それで物を洗えるようになったということで、乳幼児の死亡率がぐんと減って、五年間ぐらいで人口も倍以上の七万五千人ぐらいに増えているんですね。
したがって、本当にその国にとって喜ばれている、ODAは本当にいい事業をしているなと思ったわけですが、あれからもう十年たちますけれども、今でも現地の方々が維持管理をしっかりやっているわけですね。これ、給水工事を行っただけでなくて、我が国がまさに維持管理のための細かい技術指導を行ったからこそ、こうした維持管理ができていると思うんですね。
ちょっと水とは離れますけれども、七年前にマダガスカルに参りまして、実は水田の視察をしたときに、我が国が供与した、提供した耕運機などがもう傷んで放置されているんですね。これ、なぜかというと、これ部品が壊れたら直す人がいないというんですね。それでほったらかしてもったいない話なんですが。
やはりそうしたこともありまして、このアフリカの水問題、非常に深刻な中で、水資源の確保やあるいは給水整備とともに、申し上げたように、維持管理などの技術、これを供与することがより大事なんじゃないかなと思うんですね。さっき武内先生がこのことにちょっと触れられて、私もうこれやめようかと思ったんですが、こうした施設を造ることと、それからこの技術指導、維持管理の技術指導をパッケージでやることがより必要じゃないかと思っているんですが、このことについて不破先生と小田先生にちょっと御意見をお聞きしたいと思います。