栗原優の発言 (国際・地球環境・食糧問題に関する調査会)
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○参考人(栗原優君) これ、私の今まで海外で軸足を移してやっている感覚で書きましたので、国家支援の隣、左でも右でもいいんですけれども、営業力というか、そういうセールスアクティビティーも入れてもらったらいいんですけれども、ですから民間のセールスアクティビティーと国の支援ということで考えていただいていいと思いますが、とにかくいろんな世界の催物がありますけれども、日本に帰っての基調と向こうでの現実がすごく離れているんですね。
日本の新聞では、日本ミッションが海外行った、すばらしい、すばらしいの新聞口調ですけれども、現実に向こうでは、ジャパニーズシンポジウムというのは日本人だけ集まっていて、向こうのトップとの話は全くされていない。非常に、いろんなところで起こっていますね。ですから、日本の新聞基調で見ていますと、すばらしく日本のミッションが行ってやっているなということなんですけれども、効果がないと思っていますね。
ですから、そういうのをやること自体は今どんどん拡張していて、アクションは起こされているんだけれども実態は上がっていない。上げるべき工夫をもっとしないといけない。じゃ、シンガポールとかイスラエルとかそういう国はどうやっていますか、あるいは韓国どうやっていますかというと、大統領を含めた政府と民間が一体運営していますね。
そして、表面は見えませんけれども、まずトップの大統領とかそういうのは、どんどん向こうのトップと会ってやっています。そして、その後、民間が行ってどんどんやっています。例えば、パーティーがありますね、こういう懇親会とか。日本人は日本人だけで同窓会をやっているわけですね、隅の方で。韓国とかそういう国々は、向こうの水電力大臣を囲んで、ばっと行くわけですね。その中に入り込んでいるわけです。ですから、そこに入り込んでいくだけでも、時間と人脈と長い経験がないといけないと思っていますね。
それから、ガラパゴス化で、日本の水のいろんな受注、発注の問題と海外とは全く違いますので、海外にいきなりもうどんどんどんどん行かないと、国際センスのビジネスができないと思っているんですね。ですから、今日、大垣先生とちょっと、多少ニュアンス違うかもしれないけれども、AゾーンとかBゾーンと書いたのはそういう意味なんですね。
海水淡水化というのは携帯電話と一緒で、日本で実績を積んでそれから海外へ出るなんてやっていたら、もう終わっちゃうんですね。もう、割とシステムはシンプルですから、携帯電話は中国で電線を張らないで普及したと同じで、どんどん普及しているわけですね。そうすると、世界の先端の一番ホットなビジネスがどうやっているかというと、そういう中には国際レベルの、国を問わない、技術者もコンサルもいろんな人がチーム組んでいるわけですね。その中に入れずして水ビジネスはあり得ないと思っているんです。
ですから、よく国際標準という言葉が、先ほども出ていましたけれども、あれも日本の独り善がり的なところがあると思います。論理的には正しいんです。ですけれども、日本に、じゃ、国際標準つくって、私が言ったそういう中に入っていなかったら、幾らやっても効果が出ないと思いますね。
それで、マーケットオリエンテッドで技術のスタンダードが決まっていく現状もあるわけです。どんどんどんどん、カナダの技術、何々の技術です、もう世の中がマーケットシェア六、七割取っちゃったら、後から標準だなんて言ってみても、それは一部のローカルな国々に効くかもしれませんけどという側面もありますので。
とにかく、人脈というか、そういうものを、いろいろ分野、A、B、C、Dゾーンでそれぞれ攻め方が違うと思いますが、是非お考えいただけるといいなと思っています。