加藤修一の発言 (国際・地球環境・食糧問題に関する調査会)
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○加藤修一君 公明党の加藤でございます。
私は、国際的な視点と国内的な視点に分けて、自分なりに感じた点を申し上げたいと思います。
水問題は、言うまでもなく、人類の持続可能な開発にとって重要なテーマであると。国連の環境と開発に関する世界委員会は、将来世代のニーズを満たす能力を損なうことなく今日の世代のニーズを満たすような開発、すなわち持続的開発を打ち出し、西暦二〇〇〇年までに持続的開発の達成の長期戦略を提示しましたが、既に二〇〇〇年は過ぎております。持続可能な開発に関して、リオ・プラス20では、従来のGDPではなくグリーン経済、幸福な指標などの数値化の議論があり、水分野の在り方が大きく関係していると思います。
二点目は、国際的な各種の活動、例えばMDGsなどの展開には水問題が成否を握っております。例えば、ミレニアム開発目標の目標達成には、水問題が解決すると目標の三分の一は解決するとの調査があります。水へのアクセスが大きくかかわっており、優先的に扱うことではないでしょうか。
また三点目は、一極集中型の巨大なシステムの導入が議論されやすいのですが、雨水、天水、その利用あるいはナットウキナーゼなどの地域分散型の簡便な方法によるものを尊重し、普及拡大を考えるべきでないでしょうかと。すなわち、当該地域にとって何が中間技術、適正技術なのかを十分吟味することが優先されるべきであり、ODAについてもこの観点から十分議論し、普及拡大を図るべきだと思います。
国内的には、会長からの判断により、「水は誰のものか」というこの本が各委員の方に配付されておりますけれども、その中にも書いてありますように、立法府ですから、必要ならば水に関する法制化を行うべきであると思います。例えば、雨水については雨水利用推進法案、あるいは水循環基本法案、あるいは地下水の利用の規制に関する法案ということが検討されているわけでありますが、立法府として法案について一層議論を深めることが必要であると思います。
最後に、水関係インフラのアセットマネジメント、資産管理でありますけれども、これは予防防災の観点も含めて考えるべきだと思っておりますが、維持管理を円滑に推進し、地域の安心、安全を含めた安定した地域形成に貢献すべきだと考えておりますので、こういった面について普及拡大、そういう考え方を更に進めていくことが重要であると、このように水の観点から大事だと思いますので、御配慮が必要だというふうに考えています。