今枝宗一郎の発言 (厚生労働委員会)
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○今枝委員 自民党の今枝宗一郎です。よろしくお願いいたします。
私は、幼少期に、自分の通っていた病院から医師がいなくなってしまうという経験をいたしました。それ以来、いわゆる医療崩壊からの脱却、地域医療の再生、これを目指し、歩んでまいりました。医学部に入学をし、医師になったのも、医療、社会保障の安心を実現できる、そんな政治家になりたい、そのためには現場の実態を身をもって体感をしなくてはならない、そういった思いでやってくることができました。
そういった意味で、医療を所管する厚生労働委員会に入れていただき、また、こうして質問させていただく機会をいただきましたことに、心からまず感謝を申し上げたいと思います。
それでは、本題に入ります。
地域医療の崩壊がなぜいまだに存在をしているのか。その最も大きな要因は、地方の医師不足であると思います。
その理由は、医師の絶対的な不足、偏在、勤務環境、そして女性医師、また訴訟問題等、数多くあると思いますが、現在、これらの問題についてさまざまな御努力をしていただいているということも理解をしております。引き続き、どれも重要な問題でございますので、どうか対策を十分にしていただきたいというふうに思います。
しかし、特筆すべき点は、近年進んできた医師のキャリアパスの形成の変化、また、それを加速化させた臨床研修制度の存在、そして、これらによって、大学病院や医局の地域偏在への対応策、この力が脆弱化をしてきている、そういった問題があるというふうに思います。
このような状況に対して、果たして抜本的な対策がとられているのか。ひとつ、この表を見ていただきたいと思います。
これは、現在、厚生労働省が行っていただいている医師の地域偏在対策、それとして地域医療支援センターや地域枠が挙げられていると思いますが、それが果たして全体にどれぐらいの影響を及ぼし得るものなのかということを表にしたものでございます。
残念ながら、現在の政策では、全体の五%程度しかその影響力がないのではないか、そして、一方で、特に地域医療が不足している、医師不足が非常に激しいと言われている地域は全体の二〇%にまで及ぶのではないか、そのようなデータでございます。
そういった観点から、このままでは、現在、医師不足にあえぐ地域全体を助けていく、救っていくのはなかなか難しいのではないかという議論もありますが、医師の地域偏在に抜本的に対応していくために今どのような対策が必要なのか、御意見をお聞かせいただけますでしょうか。