柏倉祐司の発言 (文部科学委員会)

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○柏倉委員 アメリカが多過ぎるのか日本が少な過ぎるのか議論は分かれますが、やはりアメリカ並みの寄附文化を根づかせて、アメリカ並みの給付型奨学金、こういったものを目指すべきだと思います。
 欧米では個人寄附がかなり多いということなんです。エール大学は二・五兆円のドネーション基金を持っていて、そのほとんどが個人の寄附だということでございました。
 では日本は、寄附してもらえない、何でこんなに寄附が少ないんだと寄附文化の根づいていないところを嘆いてみても仕方のないところでございまして、ただ、一枚目の資料を見ますと、これは九州大学で講堂をつくるということをお願いしたら、三洋信販創業者の椎木正和さんが個人で全額数十億円を寄附したということがあったということですね。新講堂の名称は椎木講堂になったということなんですが、ここにやはりヒントが私はあると思うんです。
 これは、欧米での寄附集めの原則として、ネバーアスク・ネバーイン、お願いしない限り寄附は入ってこないという言葉があるということです。日本にこういった、今回の例のようにアスクをしっかりやっている大学がどれぐらいあるのかといったときに、調べても、やはりそんなに組織立ってやっているところはないんです。この差がやはり寄附を集める力の差になってくるのかなというふうに思います。
 ちなみにハーバード大学では、五百人の職員が寄附集めの専属部隊に属していて、そのうち三百五十人は外回りの営業をしているということでございます。常に国内外の富裕層に寄附をお願いして回っているということなんです。しかも、そんなに簡単に寄附をしてくれるわけじゃなくて、大体一件をとってくるのに平均五年かかるそうです。何回も何回も行って断られて、断られてもまた行って、そういうのを繰り返して、最後一番多いのは、遺言状に書いてもらう、ワンショットの献金が一番多いそうです。それぐらい時間をかける。ネバーアスク・ネバーインと言いますけれども、ネバーギブアップというところが最後につくようなんですね。
 こういった、大学が寄附金を集める力というのをどのように日本が涵養していくのか。これは、大学任せにしていたのではやはり根づかない。やはり文化の違い、宗教観の違い、当然いろいろなところでこういった欧米との差が出てくるわけですから、ここはやはり日本がボトムアップ、国がボトムアップしていくべきだと思うんです。
 そういうところ、大臣の御見解と今後の計画といいますか、そういったところをお聞かせ願えればと思います。

発言情報

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発言者: 柏倉祐司

speaker_id: 20680

日付: 2013-11-13

院: 衆議院

会議名: 文部科学委員会