岸田文雄の発言 (安全保障委員会)
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○岸田国務大臣 まず、ウクライナ情勢につきましては、ロシアのクリミア編入、これはウクライナの主権あるいは領土の一体性を侵害するものであり、国際法違反であると認識をしております。
我が国は、このような力を背景とする現状変更の試み、これは断じて容認をしないという考えであり、こうした考えにつきましては、二度にわたるG7の共同声明、そして、先日二十四日に発出しましたハーグ宣言の中においても明記し、G7各国と思いを共有しているところであります。
こうしたG7各国との連携は引き続きこれからもしっかりと重要視していかなければならないと考えていますが、あわせて、ロシアに対しましても、昨年来の二国間関係に基づいてしっかりと日本の立場、考え方を伝えていく、こういった姿勢も重要だと考えています。
あわせて、ウクライナ情勢については、その背景にウクライナ自身の厳しい財政状況、こういったものがあるという認識に立ち、平和裏にこの問題を解決するためにも、我が国としましては、IMFを初めとする関係機関とも連携しながら貢献をしていく、これが我が国の基本的な立場であります。
そして一方、先ほども申し上げましたように、アジアの厳しい安全保障環境を考えますときに、日本とロシアの関係は大変重要な二国間関係であります。ぜひ、日ロ関係については、引き続き政治対話は積み重ねていきたいと考えておりますし、二国間関係全体を底上げする中で、北方領土問題についても交渉を進めていきたいと考えております。
そして、その中で、安全保障分野において、昨年十一月に日ロ2プラス2を行ったわけですが、その際に、テロ、海賊対策分野における共同訓練につき一致をしております。そして、昨年十二月に実施をしたところであります。こうした日ロの外務、防衛協力の成果につきましては、ウクライナ情勢も注視しつつ、適切に進めていかなければならないと考えております。