2014-06-05
衆議院
小野寺五典
海賊行為への対処並びに国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会
小野寺五典の発言 (海賊行為への対処並びに国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会)
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○小野寺国務大臣 防衛大臣の小野寺五典でございます。本日は、谷畑委員長並びに理事及び委員の皆様に防衛大臣として御挨拶を申し上げます。
海賊行為は、海上における公共の安全と秩序の維持に対する重大な脅威であります。特に、ソマリア沖・アデン湾は、我が国及び国際社会にとって、欧州や中東から東アジアを結ぶ極めて重要な海上交通路であり、この海域において、海賊行為を抑止し、航行の安全を確保することは死活的に重要であります。
先月、私はジブチを訪問し、航空隊の活動拠点やジブチ港に寄港していた水上部隊の護衛艦を視察し、厳しい環境の中で整斉と重要な任務に励んでいる隊員を激励いたしました。
また、ジブチのハッサン国防大臣や米軍及びフランス軍の司令官と会談を行い、今後も協力して活動を継続していく必要性について意見の一致を見ました。
今回の訪問を通じ、関係各国と協力しながら、平和な海を守るという我が国が果たすべき重要な役割を引き続き実施していくべきとの意を強くいたしました。
自衛隊は、平成二十一年三月から、ソマリア沖・アデン湾に護衛艦二隻を派遣し、本年五月末までの護衛回数は五百六十八回、延べ三千四百六十一隻の船舶を護衛しており、護衛任務中に船舶が海賊の被害を受けた事案は一度も発生しておりません。
また、平成二十一年六月から、P3C哨戒機二機により、アデン湾の警戒監視飛行を実施しており、本年五月末までの飛行回数は千百二十四回、諸外国艦艇等への情報提供回数は約九千五百回に達しております。この活動は、アデン湾における警戒監視飛行全体の約六割を占めております。
さらに、昨年十二月から、水上部隊が、これまでの民間船舶の直接護衛に加え、CTF151に参加してゾーンディフェンスを実施しており、本年一月には、水上部隊と航空隊がCTF151等と連携して海賊船舶に対応し、フランス軍による海賊の拘束に貢献いたしました。また、本年二月からは、航空隊もCTF151に参加してアデン湾の警戒監視飛行を実施しております。
このような自衛隊を含む各国部隊による海賊対処活動により、昨年一年間のソマリア沖・アデン湾における海賊事案の発生件数は十五件にとどまり、大幅に減少しております。しかしながら、各国部隊が連携して効果的に海賊対処を継続しなければ、再び海賊の活動が活発化するおそれがあります。このため、今後とも海賊対処に着実に取り組んでいくことが必要であります。
また、国際協調主義に基づく積極的平和主義という基本理念のもと、国際社会の平和と安定及び繁栄の確保にこれまで以上に積極的に寄与していくための我が国の取り組みとしても、ソマリア沖・アデン湾における海賊対処行動は極めて重要であります。
今後とも、防衛省・自衛隊としては、国際社会と連携して、ソマリア沖・アデン湾における海賊対処行動を着実に実施してまいる所存です。
最後に、谷畑委員長並びに理事及び委員の皆様の一層の御指導と御鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。(拍手)