茂木敏充の発言 (経済産業委員会)
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○茂木国務大臣 後半の部分についてお答えしたいと思うんです。
自動車産業に限らずあらゆる産業におきまして競争力の源泉となります、すぐれた技術であったりとか商品を生み出すためのイノベーションの促進には、世界に勝てる研究開発の加速化、そして国際標準戦略の推進、特許、意匠、商標分野での新たな知財戦略の推進によって、技術で稼ぐための環境を整備する、こういったことが極めて重要だと考えております。
このため、研究開発等の成果の取り扱いについて、幾つかのやり方があるかと思うんですけれども、まずは特許によって収益を確保する。
二つ目には、製造ノウハウなど秘匿すべき技術や営業秘密をブラックボックス化する。率直に言って、これはどちらかというと欧米の方が日本より上手なところがあるんですけれども。日本でも、例えばデジカメの世界。世界で高いシェアを持っておりますけれども、これは、製造プロセスの中の、CCDといういわゆる画像を鮮明にするもの、そのプロセスを日本のメーカーはブラックボックス化することによって極めて競争力の優位を保っている。こういったブラックボックス化。
さらには、三つ目に、標準化戦略によりまして市場規模、市場シェアを拡大する、こういった取り組みを一つだけではなくてうまく組み合わせる、いわゆるオープン・クローズ戦略、こういったものが重要になってくる、こんなふうに思っているところであります。
経済産業省といたしましては、新たな知財戦略の推進に向けて、世界最速かつ最高品質の審査を実現するとともに、国際調和を図りつつ、中小企業、小規模事業者にとっても一層使いやすい知的財産制度とするため、この国会に特許法等の一部を改正する法律案を提出したいと考えております。あわせて、産業界が一丸となって、海外のさまざまな取り組み例も参考にしつつ、営業秘密保護に関する情報の共有であったりとか、効果的なあり方を検討することとしております。
また、企業が自社技術を国際標準化、スタンダードもしくはデファクトスタンダード、こういうことができれば、自社製品のスペックを変更することなくそのまま市場投入することが可能になってまいります。技術力はもちろん重要でありますけれども、いかに広く使ってもらえるか、このことが重要なのはもうビデオ戦争のときに明らかだった、こんなふうに考えているところでありますが、顧客や市場から国際的な信頼を獲得することもできて、グローバル市場での我が国企業の競争優位に直結するという観点で、国際標準化は極めて重要だ。
さまざまな反省はあると思います。これまでの日本の携帯、機能的にはすぐれていた、しかし、国際標準になったかというと、そうならないために普及が進まなかった、こういう反省も踏まえながら、それぞれの分野で国際標準化にしっかり取り組むことが必要だと思っております。
このため、産業界のトップが参加をいたします標準化官民戦略会議を開催いたしまして、官民で総合的な標準化戦略に合意し、新市場の創出と国際競争力の強化、こういったものをオール・ジャパンで実現してまいりたいと考えております。