中谷元の発言 (予算委員会)
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○中谷(元)委員 おはようございます。自由民主党の中谷元でございます。
本日は、総理に対して、日本の安全保障の根幹の部分に対する質問を行いたいと思います。
先日、総理は、安全保障の法制懇談会の答申を受けまして記者会見をされました。
私は、リーダーシップにおいて一番大事なことはトップの企図の明示だと思います。トップが何を考えて何をしたいのか、こういうことをはっきり言うことなんですね。
私は、想定外という言葉を許さない、つまり言いわけを許さないというのが安全保障だと思います。憲法によって自衛隊があり、法律がなければ自衛隊が動くことができませんが、やはり、現場の自衛官そして閣僚や官僚が迷うことなく安全保障に対応できる、そういう体制をとらなければならない。総理の言葉から、そういう熱意と使命感というものが伝わってまいりました。
事例にも挙げていましたけれども、PKOや海賊対処、これは現実に今、アフリカで活動されております。四十度を超える灼熱の場所で、派遣された自衛官が懸命に命令に従って支援をしておられます。
私もジブチと南スーダンのジュバに行ってまいりました。やはり、現地の声を聞きますと、非常に制約された中で、現場のニーズに大変苦労しながら活動しているなと思いました。
せんだっても、韓国のPKOが非常に危険なときに弾薬の提供を求められましたけれども、一々政府にお伺いを立てて、許可をもらってやらなければなりませんし、現実に警務班という人が行って自衛隊の安全を確保していますが、その人は、自衛隊員なら守れるけれども、ほかの国の人は守れないということなんですね。また海賊対策においても、いろいろな国の船が通りますけれども、日本の船舶なら守れますけれども、外国の艦船とか関係の船が危機にさらされたときに守れるのか守れないのか、非常に曖昧な部分があるわけでございます。
ですから、何が問題なのかというと、今の憲法の解釈において、やってもいいことだけ定められているんですね。いわば、自衛隊法において、ポジティブリスト、やってもいいことだけしか定められていないので、それ以外の事態になかなか対処できない。ほかの国は、ネガティブリスト、これはやっちゃいかぬということに基づいて派遣された部隊が対応しておりますけれども、その辺で大きな違いがあるわけでございます。
そこで、これからの日本の平和と安全につきまして、いかなる事態にも対応できる、切れ目のない、すき間のない体制を構築すべきだ、それが総理の御決意だと受けとめておりますけれども、改めて、総理の安全保障に対する決意と考え方を御披露いただきたいと思います。