石川博崇の発言 (国民生活のためのデフレ脱却及び財政再建に関する調査会)

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○石川博崇君 公明党の石川博崇でございます。
 このデフレ脱却及び財政再建に関する調査会、十三名の参考人の方々をお呼びし、大変有意義な運営がなされてきたことを感謝申し上げたいと思います。
 多くの参考人の方々から、現在、我が国、自公政権が目指しておりますデフレからの脱却と経済の好循環の実現に向けて、着実な歩みが進められていると認識が表明されたのではないかと考えております。
 私からは、大きく三点について申し上げたいと思います。
 第一に、このデフレ脱却と経済の好循環の中で賃金上昇、特に消費需要を押し上げることになる家計の可処分所得の上昇が目に見えて現れてきたことでございます。
 経団連が四月の十六日に発表いたしました大手企業の二〇一四年春闘妥結状況第一回集計では、定期昇給を含めた組合員平均の月例賃金を引き上げる額が七千六百九十七円となり、前年を大きく上回ったばかりのみならず、賃上げ額が七千円を超えるのは実に十六年ぶりのことでございました。この賃上げにつきましては、昨年設置されました政労使の会議が果たした役割が大変大きかったものと認識をしております。大企業の賃上げの流れを今後は中小企業、そして地方にも波及させるべく、経済の好循環の動きを本格的なものにしていくことが重要でございます。
 第二点目に申し上げたいことは、特に日本の企業の九九%以上を占め、従業員数の割合が全体の約七割に及ぶ日本経済の屋台骨とも言える中小企業の従業員の方々の賃上げなくして経済の好循環実現はあり得ないという点でございます。
 大企業の業績好転によりまして、仕事の受注件数が増える中小企業は少なくないと考えますが、特に先月の消費税増税の影響もあって、中小企業の経営は楽観視できない状況にございます。政府は中小企業の先行き不安を払拭するとともに、経営環境の改善を後押しすべきと考えます。今年度の税制改正では、一定の賃上げを実施した企業の法人税を減額する所得拡大促進税制を拡充しておりますけれども、政府はこうした制度を周知徹底するとともに、積極的な活用を促してほしいと思います。
 三点目に申し上げたいのは、非正規労働者の点でございます。
 非正規労働者の賃上げの問題も無縁ではございませんが、今や労働者の約四割が非正規雇用である現状を鑑み、賃金も含めた待遇改善がこうした非正規労働者の方々になければ消費を手控えざるを得なくなり、景気のプラスにはならないと考えます。
 最近は、景気回復に伴う人手不足から非正規労働者を正社員や無期雇用にするなど待遇改善に取り組む企業も出始めていることは大いに歓迎したいと思いますが、こうした動きが更に広がるよう政府は政策として支えていただきたいと要望いたします。
 いずれにいたしましても、今回の賃上げなど、今のデフレ脱却そして経済の好循環の流れを一過性のものに終わらせてはならないと考えております。中小企業も含め、今後の賃上げの状況をフォローアップし来年以降に生かしていくことが大切でございます。こうした取組の中で好循環の動きは力強さを増し、それを一つ一つ実現していくことでデフレ脱却に向けた着実な道筋を歩んでいくことができると考えております。
 そう申し上げて、私の意見表明とさせていただきます。
 ありがとうございました。

発言情報

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発言者: 石川博崇

speaker_id: 14446

日付: 2014-05-21

院: 参議院

会議名: 国民生活のためのデフレ脱却及び財政再建に関する調査会