下村博文の発言 (文教科学委員会)

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○国務大臣(下村博文君) いや、与党以上に今回の地方教育行政法改正案の付加価値を高めていただけるような提案、質問をしていただいていることに対しては本当に感謝を申し上げたいと思います。是非、今回の改正案、民主党の御協力をお願い申し上げたいと思います。
 しかし、おっしゃるとおりだと思いまして、私は被災地に足をできるだけ運ぶようにしているんですが、岩手県の大槌町、それから福島県の浪江町、両方、ちょっと条件は違うんですが、流されてしまって、なかなか、避難生活をしている方が多くて、それぞれのふるさとに戻れないと、あるいは戻ってきている方々も少ないということの中、子供たちにふるさとの、ふるさと科というのをつくって、伝統、文化、そういうものをきちっと教えていこうと。そして、そのことによって大槌のずっと何百年育まれていた伝統行事を子供たちに継承させていくということを、被災前はしていなかったそうなんですが、三・一一、東日本大震災をきっかけに、学校ぐるみ、それから、もちろんそれは地域の方々が子供たちに教えていかなければなかなか伝統芸能等は継承していくのは無理ですから、地域の方々も学校に入って一緒にやっていこうと。
 浪江は今ふるさとに戻れないということで二本松の方に集団で移っておられて、そしてその中で、その二本松の転校した学校がなじめないという子供たちが、浪江町が廃校になった学校を借り受けて、そして浪江の子供だけ集めてそこで学校をやっているという中で、やはり核としてのアイデンティティーですね、これは浪江がどんなにすばらしいところなのかということについて、浪江の郷土料理も含めてですけれども、伝統、芸術、文化、子供たちにきちっと教えて、そして、浪江から離れてみんなは暮らしているけれども、しかし浪江を忘れないようにしようと。これはすばらしいことだというふうに思いましたし、子供たちも素直に、自分が元々住んでいた郷土の伝統、文化、あるいは食材を含めた、誇りを持って習おうという姿勢がありました。
 ですから、そういう極限の中でやっぱり大切なのはアイデンティティーなんだという思いを被災地のどこでも感じる部分がありましたし、この今回の地教行法の改正によって、おっしゃるとおり、それぞれの自治体が、首長とそれから教育委員会が総合教育会議という場を通じてそれぞれの教育力を高めていくという意味では、非常にこれから可能性があるというふうに思います。ですから、そこの首長やあるいは教育長、教育委員会の方々が、人選も非常に重要だと思いますし、また、首長も教育に関心を持つ方が選ばれるかどうかによって相当自治体によって差が出てくるというふうに思いますが。
 いい意味で競い合って、我こそは最も、ここの自治体は日本の中でもすばらしい子供たちに対する教育環境づくりのために一緒になって対応しているということを是非総合教育会議等で発信をしていって、いい意味での競い合い、文部科学省の方でもそういういい事例については是非全国に好事例として広げていきたい、応援をしていきたいというふうに思いますし、そのような、大島委員が提案されているようなことが是非取り入れられるように、法案改正がされた後、取り組んでまいりたいと思いますので、国会の審議、よろしくお願い申し上げたいと思います。

発言情報

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発言者: 下村博文

speaker_id: 34381

日付: 2014-05-27

院: 参議院

会議名: 文教科学委員会