田村憲久の発言 (本会議)
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○国務大臣(田村憲久君) 三原じゅん子議員から八問御質問をいただきました。
国民年金保険料の納付についてのお尋ねがございました。
国民年金保険料の納付率につきましては、今年三月末で六〇・二%となり、当面の目標とする六〇%を超えたものの、依然として低い水準であると考えております。
納付率の低下につきましては、無職者やパート労働者などの増加といった就業構造の変化や、所得水準の低下、年金制度に対する信頼や納付意識の低下などの要因が複合的に影響していると考えており、納付率の更なる向上に向けて、今後とも、納めやすい環境の整備や強制徴収の強化など総合的な対策に取り組んでまいりたいと考えております。
次に、国民年金保険料の追納についてのお尋ねがございました。
国民年金保険料の免除や納付猶予については、十年間の追納期間を設けており、将来の年金額を増やすためにもできる限り追納していただきたいと考えております。
これまでも、免除や納付猶予の期間を有する方に対して、日本年金機構から保険料の追納についての個別のお知らせを送付するなど取組を行ってきておりますが、今後とも、制度の周知に努め、追納勧奨にしっかりと取り組んでまいりたいと考えております。
次に、国民年金保険料の納付率向上に向けた取組についてのお尋ねがございました。
平成二十六年度においては、控除後所得四百万円以上かつ未納月数十三月以上の全ての滞納者に督促を実施することとし、強制徴収の強化を図ったところであります。納付率の向上に向けた取組については、この法案に盛り込んだ施策のほかにも、年金制度への理解を深め、自主的な納付を促すための年金制度の周知、広報や、口座振替の促進などの納付環境の整備に取り組むほか、更なる強制徴収の強化を図ってまいりたいと考えております。
次に、年金の財政検証についてのお尋ねがございました。
財政検証については、本年三月の社会保障審議会年金部会の議論を踏まえて、プログラム法に規定された年金制度の課題の検討に資するようなオプション試算を行うこととしております。現在鋭意作業を進めているところであり、結果がまとまり次第公表することといたしております。
今後の制度改正については、財政検証やオプション試算の結果も材料としながら、プログラム法で規定された課題も踏まえ、社会保障審議会年金部会等において御議論をいただきたいと考えております。
次に、柔軟な年金受給の在り方についてのお尋ねがございました。
少子高齢化が進行する中、日本社会全体の活力を維持していくため、意欲と能力のある高齢者ができるだけ長く働き続けられる社会の構築が求められております。このような状況では、年金制度についても、個々人の状況を考慮し、多様な就業と引退への移行に対応できる弾力的な年金受給の在り方を検討する必要があります。
この点については、現在作業中の財政検証において、保険料拠出期間と年金受給年齢について様々なバリエーションを設定したオプション試算も行うこととしており、この結果も材料としながら、今後具体的な議論を進めてまいりたいと考えております。
厚生年金の適用漏れ対策についてのお尋ねがございました。
対象となる事業所を厚生年金に適切に加入させることは極めて重要な課題であり、これまでも雇用保険情報や法人登記簿情報の活用のほか、地方運輸局等との連携により適用の促進に努めてまいりました。
さらに、今後は、国税庁から稼働中の法人に関する情報提供を受けることとするなど、関係機関との連携強化も図りつつ、引き続き厚生年金の適用漏れ対策に取り組んでまいります。
続きまして、年金記録の訂正手続の創設の趣旨、背景についてのお尋ねがありました。
新たな訂正手続につきましては、総務省の第三者委員会の仕組みと比較して、外部有識者による判断を維持しつつ、現在はあっせんとして行っているものを法的権利、処分として位置付け、不服申立て手続や司法手続への移行の道を開くものであります。これは、過去の年金記録の誤りのほかに、比較的最近の事業主の届出漏れ、誤りに起因する訂正事案も発生していることを受けて、恒常的に対応する手続として整備するものであり、年金記録問題の再発の防止や正確な年金記録の管理にも資するものと考えております。
最後に、年金記録の訂正手続の公平性、透明性についてのお尋ねがありました。
新たな訂正手続においては、民間有識者から成る合議体の審議に基づき訂正決定を行うこととしており、その構成員としては、現行の総務省の第三者委員会と同様に、社会保険実務や会社の経理等に詳しい専門家の方々を想定いたしております。また、新たな訂正手続における判断基準等についても、あらかじめ社会保障審議会に諮問し、策定、公表することといたしております。
これらの仕組みにより、処分の公平性、透明性が確保されるものと考えております。
以上でございます。(拍手)
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