清水貴之の発言 (国の統治機構に関する調査会)
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○清水貴之君 維新の党の清水貴之と申します。
国と地方の関係ということで意見を述べさせていただきます。
我々維新の党は、統治機構改革でこの国の形を変えていくべきであると考えています。我が国は今、経済のグローバル化と大競争時代の荒波の中で、新陳代謝が遅れ、国力が停滞あるいは弱体化し、国民が多くの不安を抱えています。我が国がこの閉塞感から脱却し、国民の安全、生活の豊かさ、伝統的な価値や文化などの国益を守り、かつ国の将来を切り開いていくためには、より効率的で自律分散型の統治機構を確立することが急務です。
なぜなら、欧米に追い付け追い越せの時代には有効とされた中央集権、官僚主導などの国家運営方針が、成熟国家、今の日本の羅針盤たり得なくなってきたと考えているからです。
このような統治機構を確立するため、まず国と地方の役割を抜本的に見直す必要があります。国の役割を外交・安全保障、マクロ経済政策などの国家的に取り組むことがふさわしい課題に集中させる一方で、地方にできることは地方に任せるべきです。やはり地方によって、それぞれの地域によって持っている課題が違うから、やはり地方独自で考えていくべきだと思います。
住民に身近な課題は基礎自治体が担うとともに、広域地方政府として、先ほど、みんなの党、井上理事からもありましたが、道州制を導入し、権限と財源を地方に移譲し、さらには規制緩和を図り、国からの上意下達によらない、地域そして個人が自立できる社会システムを確立するべきではないでしょうか。道州制は、地域、個人の創意工夫、民間の自由な競争によって経済、社会の活性化を促す成長戦略の切り札としての可能性を有していると考えます。
ということで、我々維新の党は、先月末に民主党さん、みんなの党さん、そして生活の党さんと一緒に、道州制を含めた国と地方公共団体との関係を抜本的に見直し改革するための法案を提出させていただいております。
そして、出発は大阪のローカルパーティーである我々維新の党並びに大阪維新の会では、その大阪で地方分権のモデルケースとなるであろう大阪都構想を現在進めようとしています。
これは、大阪府と大阪市にある様々な二重行政を解消するため、大阪市をなくし、大阪都の中に五つの特別区を置こうというものですが、ただ、報道等で御存じでいらっしゃるかと思いますが、大阪府議会、大阪市議会共に大阪維新の会で過半数の議席、現在ありませんので、大阪都構想の協定書、その制度案、先月末に否決され、可否を問う住民投票まで進む見通しは今のところ立っていません。
私は大阪のお隣、兵庫県の選出です。同じ関西ですので、じゃ、大阪都構想ですとか道州制に対する理解とか認識が兵庫県内で高まっているかというと、やはり決してそのようなことはありませんで、県内の首長さん、特にそれほど人口規模の大きくない市ですとか町の市長、町長と話をさせていただきますと、道州制には反対だと。道州制は地方をますます衰退させるという意見を聞くことが度々あります。また、是が非でも道州制ではなく、まずは都道府県による広域連合を目指すべきだという議論があること、これも承知しています。
我々としましては、やはり国が全国一律に政策を決める中央集権体制ではなく、道州制にして地方の自立性を認めれば、制度や住民サービスの地域間競争が生まれ、行政も効率化できる。交通インフラなどを今の都道府県単位より大きな視点で俯瞰することで、空港誘致合戦のような無駄も排除できる。そして、強い道州という単位の都市、自治体が生まれることで、アジアのほかの都市です、ソウルとか上海とかシンガポールのような大都市と戦える都市が誕生する。その結果、日本の国力が高まると考えてはいますが、先ほど申したように様々な意見があるのも承知しておりますので、また皆様といろいろと意見交換をさせていただければと思っております。
以上です。