安藤裕の発言 (憲法審査会)

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○安藤委員 自民党の安藤裕でございます。
 会長、ありがとうございます。初めての憲法審査会の発言をさせていただきます。
 現在の憲法、いろいろな話がありましたけれども、GHQの指導のもとに改正された憲法であるということ、これはやはり私たちは忘れてはならない事実だと思いますし、このことを念頭に置いてこれからの憲法の改正の議論をしていかなきゃいけないと思っております。
 その中で、国柄、またあるいは国の形、理念などを憲法の中にうたっていくということも考えるべきではないかという意見がありましたが、これはまさにそのとおりだと思います。やはり、今の憲法には、日本の従来の本来あるべき理念というもの、国の姿というものはしっかり描かれていないと思っております。
 私が思いますのは、この日本という国は、やはり世界の中で今でも一番古い歴史を持っている国だということでございます。いろいろな国で保守主義という考え方はあると思いますが、神話の時代から、いつ始まったかわからない一つの国として続いている国はこの国しかないわけでございまして、ほかの国は、革命などいろいろなことが起きている中で今の国があります。革命も起きない中で、これだけ今でも世界の中で技術的な、そしてまた経済的な大国として存在しているこの国のあり方というものを、もっと我々は世界に示していくべきではないかと思います。
 そして、戦後の新しい日本国憲法の中で、我々は、自由とか平等とか、あるいは基本的人権の尊重というものを大事に思ってきたわけですけれども、しかし、逆に、我々は、行き過ぎた平等とか、またあるいは規律なき自由というものが今この国を本当に壊し始めているのではないかということも、少しこの場で議論をする必要があるのではないかと私は思います。
 いろいろなところで、今、きずなが大事である、またあるいは地方が大変に疲弊をしているということが言われておりますが、地方の疲弊、またあるいはいろいろな地域でのきずなが崩壊をしている、これは、自由とか平等とかが余りにも強調され過ぎて、重たい価値観として重要視され過ぎているからこそ、そういった大事なことが失われているのではないか。我々は、今の憲法観より上にもっと大事にしなきゃいけない価値観があるのではないかということを、もう少しこの場で議論していくべきではないかということを強く思っております。
 そして、具体的に今、改正案のことが話をされておりましたけれども、私は、特に緊急事態条項、これは必ずやらなくてはいけないと思っております。緊急事態というのはいつ起きるかわからないですし、それに対する備えが今の憲法にはないというのはやはり重大な欠陥だと思いますし、これは何をおいてもやっていかなくてはいけないというふうに思っております。
 以上です。

発言情報

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発言者: 安藤裕

speaker_id: 12226

日付: 2015-05-07

院: 衆議院

会議名: 憲法審査会