阿部知子の発言 (厚生労働委員会)
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○阿部委員 民主党の阿部知子です。
塩崎厚生労働大臣には、社会保障分野、年金、医療、介護、福祉、そして今、とりわけ労働分野も大変に懸案事項というか対立事項が多い中で、日夜、あらゆる場面に御自身で答えを出していかねばならない激務であると思いますが、やはり国民が一番望むのは社会保障分野がどうあるかということでありますので、大臣御自身のお言葉でお答えいただくよう、私は、きょうは細かい数値になるべく立ち入らず、骨格的なことのお尋ねをしたいと思います。必要な場合は担当部署の方に立っていただきますが、なるべく大臣御本人の御答弁をお願いいたします。
今回の法案は大変長いタイトルで、持続可能な医療保険制度を構築するための国民健康保険法等の一部を改正する法律案だと。これまでにできましたプログラム法にのっとって、国民健康保険等の保険の持続可能性をどうするかという趣旨でつくられておる改正案であり、並びに、お手元の資料の一枚目を見ていただきますと、ここに、市町村国保が抱える構造的な課題と社会保障制度改革プログラム法における対応の方向性というふうに銘打って、プログラム法にのっとってやった場合にこういう課題がありますよという現状の課題認識がございます。
ごらんいただければわかりますが、まず、国保の問題については、年齢構成が、年齢が高い方が多くて、医療費もかかっておる。それから、財政基盤が弱くて、所得水準が低い、そのゆえにまた保険料負担が重い。財政の安定性、市町村格差などにもきちんと対応するというのが問題認識としてここに挙げられております。
私は、ここに欠けたる四つの視点ということで、きょうは大臣に質問をしたいと思いますので、なるべく後ろの担当者の方は大臣を妨げないように、大臣が御自身でお答えいただくようにお願いいたします。
もともと、今、日本の時代は大きな転換点に当たっておる。すなわち、人口が戦後ふえ続けて、そして高度経済成長のその先に、ダウンサイズ、サイズも小さくなっていくし、しかし、その中で、どうやって本当の意味の持続可能性のある社会保障をつくっていけるかという問題なんだと思います。
誰でもがすぐ気づくことですが、この改正によって医療保険の持続可能性はあったとしても、これもわかりませんが、本当に、保険あって医療なし、すなわち、保険料は払っているんだけれども医療は受けられないというような最悪の事態が来るやもしれない。私は、まず第一点、これが一番大きな問題だと思います。
大臣には、今の人口減少時代、特に消えてしまう自治体などの指摘もある中で、果たして医療提供体制の現状についてどのようにお考えか、お願いをいたします。