比嘉奈津美の発言 (厚生労働委員会)
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○比嘉委員 昨年、我が国が経験した大きな感染症問題、この専門家養成プログラムなどでまた世界貢献に努めていただきたいものだと思います。
もう一つ、身近な感染症であるインフルエンザについても触れてみたいと思います。
実は、沖縄はインフルエンザが夏から流行する傾向にあります。沖縄は、安全保障だけではなくて、いろいろなウイルスの問題でも非常に重要地点であるということを御理解いただきたいと思います。
普通は、温帯、寒帯ではインフルエンザは冬流行するものでありますが、豚や鳥、家畜や家禽が共生する東南アジアでは夏にインフルエンザの流行があり、沖縄はその影響を受けているものだと思われます。
特異な発症形態の沖縄では、過去十年間にわたり蓄積されたインフルエンザウイルスのゲノム解析が進行しています。より詳細な流行防止策の解明が期待されるところでございまして、実は、沖縄県は、ゲノム解析機、次世代シークエンサーというのが日本でもトップクラスに数が多くそろっております。大学院大学という内閣府管轄の大きな大学がございまして、そこを中心として、ゲノム解析機には非常に進んだところが沖縄でございます。
もし、この環境を利用して、沖縄県で夏に検出されたウイルスの全ゲノムのシークエンスを短期間で実施できるという体制が構築できれば、ことし本州で冬はやるであろう、このゲノムの解析によって、有効な薬剤というものを決定することができると専門家の皆さんはおっしゃっております。
沖縄にぜひ、このようなアジアのフロントランナーになる感染症対策の拠点、国際感染症研究センターなどというものをつくっていただけないのかなと思っております。
今、実はこの三月に、大きな軍用地が返還されました。そこに琉球大学医学部も移転する予定でございます。そういうのに絡めて、感染症の沖縄での対策というものにも、皆様、心をかしていただきたいと思います。
二〇二〇年にはオリンピックが控えております。多くの方々が行き交う中での感染症対策というものは、日本だからすばらしいものがあったというような結果が出せるように、沖縄をぜひ活用していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。