落合貴之の発言 (本会議)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○落合貴之君(続) したがって、私たちは、徹底審議のための一定幅の会期延長には賛成の選択肢も留保しながら、与党側の出方を注意深く見守っておりました。
ところが、結局、与党側から示された延長幅は、何と、過去にも例のないような、三カ月余り先の九月二十七日まで会期延長ということ。これは、要するに、安保法制の審議の難航に備えて、参議院で六十日間議決しなければ否決したとみなし、衆議院の三分の二で再議決して成立させる、憲法五十九条四項のいわゆる六十日ルールの適用を視野に入れたものではありませんか。
形だけ相手の話を聞いて、形式的に審議時間を積み重ね、最後は、国民の理解も賛同も得られていなくても六十日ルールで押し切ればよい、こんな姿勢では議論する意味がありません。私たちが質疑に立つ意味もなくなってしまいます。
国会を一日開くたび、国民の血税が約三億円もかかると言われています。丁寧に話を聞いたというアリバイづくりのために、三カ月間、つまり三百億円近くも税金を費やして、結果は何も変わらない。ひたすら時間だけ消化して、結局は国民世論を置き去りにし、国会で与党の数だけで決めてしまう。国民の汗水流して納めた税金三百億円をどのように考えているのでしょうか。
今回の会期延長に象徴されているように、ポーズだけで結局は聞く耳を持たない、こんな姿勢で国会に臨んでいるからこそ、重要法案を幾ら議論しても国民の理解は得られず、かえって賛成が減り、反対がふえていく。政府・与党のやり方は、憲政史上、重大な汚点を残すと言わざるを得ません。
六十日ルールは使わない、まずそう宣言してからでないと、今回の延長国会での議論が無意味になりかねない、私たちもそうした形骸化した議論にはおつき合いできないと警鐘を鳴らし、私の反対討論を終わります。(拍手)