2015-09-17
参議院
水野賢一
我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会
水野賢一の発言 (我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会)
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○水野賢一君 無所属クラブの水野賢一です。
鴻池祥肇特別委員長に対する不信任動議に賛成の立場から討論をいたします。
賛成の理由は単純明快です。現在審議中の安全保障関連法案に関して、審議も十分でないまま強行採決に向かっていることが誰の目にも明らかだからです。
そもそもこの法案は、形の上では二本の法案となっていますが、そのうち一本は、内実を見れば、十本もの法律を束ねて改正するという盛りだくさんの内容のものです。それだけに、議論すべき課題がまだまだ数多く残されているじゃありませんか。
現に、内容を詰めていけばいくほど、防衛大臣が答弁に窮し、速記が止まるというのが委員会審議の実態じゃありませんか。まして、維新の党からは多くの対案が出されています。また、民主党と維新の党は、共同で領域警備法案も提出しています。後者については、先日委員会で趣旨説明の聴取をしたばかりじゃありませんか。さらに、報道によれば、与党は別の三党との協議で閣議決定とやらまで約束しているそうじゃありませんか。
ならば、こうしたことについてもしっかりと審議するのが当然ではないですか。なぜこれで締めくくり総括質疑なんですか。なぜこれで質疑終局なんですか。なぜこれで強行採決なんですか。全く道理が通りません。
私は、昨日午後六時に、若しくは本日の朝に締めくくり総括質疑を開くことには断固反対の立場でありました。しかし、それは、審議そのものを拒否すると言っているわけではないのです。この状況の中で、この状況の中で審議を締めくくろうとすることに反対をしているのです。この状況の中で、この状況の中で審議を打ち切ろうとしていることに反対をしているのです。この状況の中で採決を強行しようということに反対をしているのです。
与党はすぐに野党が審議拒否をしていると言います。しかし、会期は二十七日まであるんです。にもかかわらず、にもかかわらず早々に質疑を締めくくろうとし、そして、もっと深掘りした議論を拒否しているのは、実は与党側じゃないですか。
更に言えば、職権で本日の参議院本会議がセットをされています。本会議の定例日でもない本日、しかも採決をすべき上がり法案もない本日、何のために本会議を職権で立てる必要があるのでしょうか。委員会での質疑を打ち切って本会議採決に持ち込もうということは、誰の目にも明らかなことじゃありませんか。こうした与党側の路線を象徴しているのが、残念ながら鴻池委員長であります。
私は、法案には反対の立場であります。しかし、法案への賛成、反対は別としても、与党・政府側の国会運営には多くの疑問があります。基本的なルールをないがしろにしていることが多過ぎるのです。
本日も、この不信任動議の提出後に、なぜと思うことがありました。ちょうど理事会で鴻池委員長への不信任動議、まさに今議論になっているこの動議の扱いについて議論をしている頃でした。委員長に対する不信任動議が出ている以上、この委員会における最優先の議題はその動議の扱いであるべきです。委員長としての適格性や正当性に疑問符が投げかけられた以上、その問題を最初に処理するのは当然のことです。
つまり、委員長不信任動議、つまりこの動議が最初の議題になることが分かっているにもかかわらず、中谷防衛大臣と岸田外務大臣が委員会室に、つまりこの部屋に入室し、そこの大臣席に着席していたんです。
委員長の適不適の採決のとき、なぜ行政府にある閣僚たちが答弁席に座ろうとしたのでしょうか。要は、委員長不信任問題、それを処理したらすぐにでも法案の質疑終局にでも持っていきたかったのじゃないですか。
道理にも反する、しかも、慣例にも反するこうした行為を平然と行ってきている政府・与党側に猛省を促したいというふうに思います。
以上、様々に申し上げてきましたが、審議も尽くされずに強行採決をすることなどというのは論外ということを改めて申し上げながら、与党の横暴な国会運営には強く、強く、強く、強く、更に強く、強く、強く、強く抗議をして、委員長不信任への賛成討論といたします。