中谷元の発言 (外交防衛委員会)

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○国務大臣(中谷元君) 保安庁法また防衛庁法の創設時からこれは一貫しております。
 説明申し上げます。文民統制というのは、民主主義国家における軍事における政治の優先を意味するものでありまして、我が国の文民統制は、国会、内閣、防衛省における統制があります。防衛省における統制は、文民である防衛大臣が自衛隊を管理運営して統制することですけれども、防衛副大臣、防衛大臣政務官等の政治任用者の補佐のほか、内部部局の文官による補佐もこの防衛大臣による文民統制を助けるものとして重要な役割を果たしております。
 お尋ねの佐藤総理、竹下総理の答弁でございますが、これにつきましては、内部部局の文官の補佐を受けて行われる大臣による文民統制の趣旨であると解されます。
 また、創設期に戻りまして、昭和二十七年、保安庁法の創設期でございますが、参議院の内閣委員会において、当時の大橋国務大臣から、内局の局長とかも保安庁長官の補佐機関でございますが、こういうものから部隊長に対して命令が出ることはない、補佐機関といたしましては幕僚長のほかに内局というものがあるわけでございまして、内局と併列して補佐をすることに相なるのであります、内局が担当すべき部門は一般的な方針あるいは大綱についての事柄、こういうことを分担いたしますし、幕僚長は軍事的、専門的な事柄を分担するわけでございますと答弁しております。
 また、防衛庁、これが発足するときに、当時の木村国務大臣から、これも昭和二十九年四月五日の衆議院の内閣委員会において、政治が全て優先的にものを支配していくべきである、シビリアンコントロールという言葉はよく使われますが、結局根本原則はそこにある、何もいわゆる普通のシビリアンを軍務に従事している者の上に置くという意味じゃありません、自衛官と内局の職員は混然一体を成していかなければならぬ、対立関係があってはならぬと答弁しております。
 また、参議院の内閣委員会におきまして、昭和二十九年五月二十八日、同じく木村国務大臣から、私は文官優位という言葉を使いたくないのであります、いかにも内局に勤めておる者が実施部隊、制服の上にあるというような見方をし、また自然にそういうことが内局に勤めておる者が考えるようなことがあっては、これはいかぬと思うと答弁をいたしております。
 したがいまして、文官が自衛官をコントロールするといった考え方は、保安庁新設当時や防衛庁新設当時においても取っていないと考えております。
 なお、民主党政権におきましても、文官が自衛官をコントロールするといった考え方は取っていないと承知をしております。

発言情報

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発言者: 中谷元

speaker_id: 2715

日付: 2015-03-26

院: 参議院

会議名: 外交防衛委員会