白眞勲の発言 (憲法審査会)

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○白眞勲君 民主党の白眞勲でございます。
 今回のテーマであります二院制という観点から、現在参議院で審議中の安保法制について、昨年六月十一日に当憲法審査会で通りました日本国憲法の改正手続に関する法律の一部を改正する法律案に対する附帯決議をまとめさせていただいた当時の筆頭理事として、一言申し上げなければならないなというふうに思っております。
 さらに、今、赤池議員から、現在参議院で審議中の安保法制について国民の理解が深まったという御発言がありましたけれども、深まったのは、反対という意味合いでは深まったのかなという感じはしておるというところも併せてお話をさせていただきたいと思います。
 当時、当審査会においては、この日本国憲法の改正手続に関する法律の一部を改正する法律案の附帯決議の第六項目め、もう一度読み上げさせていただきますけれども、「本法律の施行に当たっては、憲法の最高法規性及び国民代表機関たる国会の国権の最高機関としての地位に鑑み、政府にあっては、憲法の解釈を変更しようとするときは、当該解釈の変更の案及び第四項における政府の憲法解釈の考え方に係る原則への適合性について、国会での審議を十分に踏まえること。」とされており、この決議は与野党の多くの議員によって賛成された附帯決議でありました。まさに、二院制における参議院の良識の府としての意味合いがあるわけであります。
 しかるに、政府は、その後、七月一日に憲法解釈を大幅に変更、集団的自衛権行使容認に大きくかじを切り、今まさにその法案の審議がなされているという状況でございます。この附帯決議を尊重していない現在の状況は、この我々の憲法審査会の附帯決議を無視して強行していることであり、本審査会を冒涜しており極めて遺憾であり、かつ二院制の役割をも無視しているやり方であると私は感じております。
 そのとき、国務大臣谷垣君は、「ただいま可決されました日本国憲法の改正手続に関する法律の一部を改正する法律案に対する附帯決議につきましては、その趣旨を踏まえ、適切に対処してまいりたいと存じます。」と発言しているにもかかわらず、一度もやっていないじゃありませんか。今、幹事長ですよ、自民党の。そういう方がこういう発言をしておきながら、何もその後やっていないというのは、まさに当審査会のこの決議を冒涜したものではないか、そういうふうに私は感じているところでございます。
 こういった国民の多様な意見、二院制があるからこそできることでもあり、そういった面でも二院制の重要性というのは極めて重要である、それを強調して、私の意見とさせていただきます。
 ありがとうございました。

発言情報

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発言者: 白眞勲

speaker_id: 14326

日付: 2015-09-07

院: 参議院

会議名: 憲法審査会